一般質問要旨
- 会議名
- 平成29年 9月 定例会(第3回)
- 質問日
- 平成29年9月19日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 土方隆司 (新政みらい)
要旨
1.狭山市の交通
(1)利便性の向上
【1】鉄道
・鉄道による輸送の充実をどのように図っていくか?
・狭山市の鉄道の将来像をどのように描いているか?
【2】バス
・バスによる輸送の充実をどのように図っていくか?
・狭山市のバス路線の将来像をどのように描いているか?
【3】道路
・良好な道路ネットワークをどのように構築していくか?
【4】将来像
・狭山市の交通網の将来像をどのように描いているか?
―――質問と答弁の要旨―――
◆狭山市の公共交通の充実を!
Q1 狭山市民なら一度は経験があるであろう「新所沢止まり」の不便さの解消や、池袋線の乗り入れなど、鉄道輸送のさらなる充実を図る必要があると考えるが、市の見解は。
A1 鉄道事業者には、輸送力の増強という点ではスピードアップや安定運行、運行時間の延長などを、また、利便性の向上という点では池袋線の直通運転や乗り換え時間の短縮などを引き続き要望していく。
Q2 市民の生活圏の拡大や高齢化の進行に対応するために、広域連携による交通網の形成や新たな交通手段の導入に向けた市の取り組みは。
A2 近隣市との連携は、所沢市、飯能市、入間市、狭山市の4市合同公共交通連絡会議を中心に、市営の循環バスを含めて路線バスの相互乗り入れなどを検討している。なお、現在、狭山市地域公共交通会議において、市内循環バスの運行ルートの見直しを行っているところであり、この中では入間市方面への運行ルートの延長についても検討している。
また、新たな交通手段の導入は、狭山市地域公共交通会議の中で地域の企業や学校、病院の送迎バスの活用や定時定路線型の乗り合いタクシーと利用者の要望に応じ、その都度運行経路や運行ダイヤ、発着地を決めることのできるデマンド型タクシーの検討をしている。
Q3 利便性の向上のために、入曽駅と武蔵藤沢駅を結ぶバス路線の新設などが必要と考えるが、市の見解と取り組みは。
A3 西武新宿線入曽駅と西武池袋線武蔵藤沢駅をつなぐバス路線は、バス事業者による運行は難しいと考えている。市民の生活圏の拡大と、利用者の利便性の向上の観点から、市内循環バスの入曽西循環コースを武蔵藤沢駅まで延長することについて、狭山市地域公共交通会議で協議しており、今後並行して入間市とも調整していきたい。
Q4 人口減少に歯止めをかける、交流人口を増やす、狭山市を活性化させる、そのためには公共交通の充実と利便性の充実が不可欠であると考えるが市長の所信を伺いたい。
A4 狭山市には、工業団地や緑豊かな環境、農業の高い生産性などの財産が多くある。一方で、鉄道の利便性は劣る面があり、路線バスも多くの路線で減便が行われており、それを補完するために市内循環バスを運行しているものの、市民の日常生活の足の確保という点では十分ではない現状にあることは否めない。
こうした中で、地域の活性化を図っていく上では、交通ネットワークの充実が不可欠であり、今後も鉄道事業者やバス事業者に、交通輸送の充実について引き続き要望するとともに、道路ネットワークのより一層の充実に取り組みたいと考えている。