一般質問要旨
- 会議名
- 平成29年 9月 定例会(第3回)
- 質問日
- 平成29年9月19日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 町田昌弘 (創造)
要旨
1.不老川
(1)不老川の水質
【1】不老川の水質の経年変化と現状。
(2)不老川の水辺環境
【1】「第三次不老川生活排水対策推進計画」の目標とする水環境像3点において、目標達成のための具体策は。
(3)「第三次不老川生活排水対策推進計画」と「不老川床上浸水対策特別緊急事業」の関連性
【1】「不老川床上浸水対策特別緊急事業」を踏まえて、「第三次不老川生活排水対策
推進計画」をどのように進めていくのか。
2.入曽駅周辺地区整備事業
(1)地権者について
【1】現在予定している地権者は何人で、どのような説明を何回行ってきたのか。
(2)入間小学校跡地のケヤキの木と記念碑
【1】現在進められている整備計画でのケヤキの木と記念碑の取り扱いは。
(3)入曽駅東口周辺の雨水対策
【1】現在進められている整備計画ではどのように雨水対策を進めるのか。
(4)アクセス道路の整備
【1】アクセス道路の整備が必要と考えるが、見解は。
―――質問と答弁の要旨―――
◆浸水対策と環境への配慮の兼ね合い
Q1 「第三次不老川生活排水対策推進計画」を踏まえ、「不老川床上浸水対策特別緊急事業」をどのように進めていくのか。
A1 河川管理者の県が行う治水対策を目的とした事業であるが、第三次不老川生活排水対策推進計画を踏まえ、河川施設やその施工方法は環境に配慮したものとするよう、市民団体の意見なども参考にしながら県に要望していきたい。
Q2 残地が生じる場合は、小規模でも親水公園のような機能を持たせるよう県へ要望したらいかがか。
A2 不老川の改修に当たり、用地交渉の状況にもよるが、残地が生じるような場合には、市民が水に親しむことができるような機能を可能な限り取り入れるよう、県に対し要望していく。
Q3 「第三次不老川生活排水対策推進計画」の目標とする水環境像3点において、目標達成のための具体策は。
A3 ハード面は、公共下水道の整備や下水処理水の還流などであり、ソフト面は、地域住民や市民団体による清掃活動の支援や広報さやまを活用した啓発、また浄化槽の適正管理の推進などがあり、これらの対策をより効果的に進めるために、不老川水環境改善連絡会での情報交換、国土交通省や埼玉県、流域各市との連携に取り組んでいきたい。
Q4 不老川の水質の経年変化と現状。
A4 BODの入曽橋付近の値は、28年度が1リットル当たり平均3.1ミリグラムであり、環境基準値の5ミリグラム以下を達成している。不老川が3年連続して日本一汚い川とされた昭和60年度のBODは、1リットル当たり77ミリグラムだったが、その10年後の平成7年度には28ミリグラム、さらに10年後の17年度には7.2ミリグラムとなり、不老川の水質は年々改善されているものと考える。
◆誰もが安心して入曽駅前を通行できる整備とするために
Q5 駅前広場となる入間小学校跡地へのアクセス道路の整備が必要と考えるが。
A5 県道所沢狭山線から現在の駅東口へ向かう市道B296号線と、県道川越入間線から、アクセス道路を計画している。また、駅西側は、県道川越入間線から現在の駅西口へ向かう市道B313号線から、駅前広場へのアクセスを計画しているが、さらに広域的な視点からも検討する必要があると考えている。
Q6 どのように雨水対策を進めるのか。
A6 入曽駅周辺整備事業区域内は、県の条例に基づき雨水の流出抑制対策を講じる。事業区域外の入曽駅東口周辺は、埼玉県の不老川改修計画を踏まえて、適切な排水方法をさらに検討していく。
Q7 入間小跡地のケヤキの木と記念碑の取り扱いは。
A7 現在検討している基本計画(案)の中では、旧入間小学校跡地の多くは、駅前の利便性や活性化を図るために、民間施設を誘致する方向で活用することとしている。そのため、ケヤキを現状のまま存置することは難しい状況にあり、今後、記念碑も含めてその取り扱いについては改めて検討する。
Q8 地権者は何人で、どのような説明を何回行なってきたのか。
A8 鉄道事業者を除き、個人、法人合わせて6名を想定している。事業内容は、基本計画の検討を進める中で、必要により適宜説明している。