一般質問要旨
- 会議名
- 平成29年 9月 定例会(第3回)
- 質問日
- 平成29年9月21日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 中村正義 (はつらつ)
要旨
1.狭山市の活性化
(1)地域資源を活用した狭山市の活性化
【1】無形民俗文化財をどの様にとらえ、今後どの様にしていくべきと考えているか。
【2】無形民俗文化財を継承し、後世に残すために、何をすべきと考えているか。
【3】市庁舎内の池田満寿夫氏の陶板レリーフについて、どの様な認識をされているか。
【4】この陶板レリーフをPRし、観光資源とする考えはないか。
【5】博物館所蔵の全資料の目録化、データ化は、なされているのか。
【6】歴史的に貴重な資料が残されているが、研究体制を整えるべきではないか。
【7】博物館の指定管理者が展開する企画事業に市としてどの様に評価されているの
か。
【8】「お茶香るまち狭山」の目標と現在の到達度はどの位か。
【9】茶業組合、茶道連盟等、関連する団体の協力を頂き、より積極的展開を図るべきではないか。
―――質問と答弁の要旨―――
◆無形民俗文化財の後継者育成と継承
Q1 鹿子舞(獅子舞)・囃子・甘酒祭りなどは高齢化の波にあらがえず、後継者不足は深刻で、技の継承ができないのが実情である。後継者の育成は喫緊の課題であり、この状況をどの様にとらえ、永く後世に伝えるために、どう考えるか。
A1 無形文化財は、一度途絶えてしまうと復活させることは容易でなく、これを継承していくには、関係者のみならず、地域と行政が連携・協力して取り組む必要があると考える。
◆博物館資料の完全目録化と研究体制確立
Q2 資料の寄託・寄贈者の思いを真摯に受け止め、早急に完全なデータベース化を図り、市自らの研究と研究者のサポート体制を図るべきと考えるが見解は。
A2 膨大な資料のデータベース化は、多くの時間と労力が必要で、詳細なデータベース化には至っていないが、今後、取り組んでいく。
A2 資料の研究は、博物館協議会などの意見を参考に、大学などの研究機関とも連携して、研究体制づくりを検討していきたい。
◆お茶香るまち狭山の事業の徹底推進
Q3 「お茶香るまち狭山」のフレーズだけが独り歩きして、実態が伴っていないのが現状ではないか。フレーズを知らなくても狭山は「お茶のまち」と感じて貰える実態のある事業展開をすべきだ。
A3 これまでは、市の印刷物や職員の名刺に「お茶香るまち」との表記を入れたり、市内外のイベントで狭山茶のPRと消費拡大の活動を展開している。今後は、茶業関係団体とも連携し、お茶香るまちのイメージが醸し出せるような事業の展開を図るとともに、茶業者にも「お茶香るまち」の表示を活用するように働きかけていきたい。