一般質問要旨
- 会議名
- 平成30年12月 定例会(第4回)
- 質問日
- 平成30年12月10日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 齋藤誠 (公明党)
要旨
1.働き方改革
(1)公共工事の平準化
【1】一般的傾向として、年度初めの4月・5月は公共工事の閑散期と言われている。
新年度工事が、3月議会で認定された後、4月〜5月で入札、契約事務等を行い、実質着工は6月以降となっている。そこで、近年の狭山市における毎年4月から6月の公共工事着工の現状は。
【2】国土交通省から、ゼロ債務負担行為の活用等により、施工時期などの平準化を図るように求められており、また埼玉県でも、平成29年12月定例会でゼロ債務負担行為制度の導入で、4月〜6月の公共工事が可能となるような工夫をしているが、狭山市の対応は。
【3】今後、公共工事の平準化や働き方改革等を進めるにあたっての市の取り組みは。
2.通学時の安心安全
(1)児童・生徒の荷物を軽く
【1】現在、教科書の大型化やページ数の増加などで、児童・生徒の登下校時の荷物が重量化の傾向だ。文部科学省は本年9月に、全国の教育委員会等に対して、一部の教材を教室に置いて帰ることを認めるなどの対策を検討するよう、通知を出したが、狭山市の対応は。
【2】重い荷物を背負っての通学がもたらす健康への影響についての考えは。
(2)通学路の安全対策
【1】通学路におけるブロック塀の現状は。
【2】ブロック塀のみならず、経年劣化などで痛んだ塀やフェンスの現状は。
【3】今後の対応・対策は。
―――質問と答弁の要旨―――
◆公共工事の着工状況
Q1 過去3年間の狭山市における4月から6月の月別着工状況は。
A1 平成27年度は4月はなし、5月が5件、6月が18件。28年度は4月が2件、5月が3件、6月が20件。29年度は4月が2件、5月が6件、6月が12件。本年度は4月が4件、5月が8件、6月が19件であった。
◆狭山市の取り組み
Q2公共工事の平準化や働き方改革を進めるにあたり、市の具体的取り組みは。
A2 国土交通省が公共工事を平準化するための「さしすせそ」の5項目を公表している。そのうち「せ」の積算の前倒しは既に実施しており、残りの4項目のうち「さ」の債務負担行為の活用と「す」の速やかな繰越手続きについて、実施に向けて検討していく。
◆通学荷物の軽量化
Q3 荷物の負担軽減は各学校で対応していることで安心したが、下校時に、今もなお両手に荷物を持って重たそうなランドセルを背負っている児童をよく見かけるが、徹底はされているのか。
A3 各学校で計画的に持ち帰るよう指導しているが、今後、校長会議などでも、児童に過度の負担にならないように、担任が言葉がけなどして荷物の量について、一層の配慮をしていくよう働きかけていく。
◆健康上の影響は
Q4 通学時等で重い荷物を背負うことでの健康上の影響についての考えは。
A4 これまで保護者等から被害などの訴えはないが、配慮すべき点であると考える。今後、健康面の影響についても把握していく。
◆通学路のブロック塀の現状
Q5 狭山市内の通学路におけるブロック塀の現状は。
A5 各小中学校で通学路に面したブロック塀の有無や構造等について調査を行い、その結果をもとに教育委員会で現状把握を行った。その結果、40ヶ所が専門の技術職職員の点検が必要と思われるブロック塀があった。そのうち、倒壊の恐れがあると思われるものについては、技術職員の目視による点検等を進めている。