一般質問要旨
- 会議名
- 平成31年 3月 定例会(第1回)
- 質問日
- 平成31年3月5日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 三浦和也 (創政会)
要旨
1.入曽公民館を入曽地区地域交流施設(仮称)として整備することになった経緯・利用状況と今後について
(1)入曽公民館の利用状況
【1】利用団体向けアンケート調査に回答した61団体について。
・団体の活動分野は。
・団体の最も多い年齢構成と、男女の構成比は。
・その他、アンケート調査結果の概要と、特徴的な回答は。
【2】上記の61団体に含まれていないが、入曽公民館を定期的に利用している公共的団体について。
・どのような団体が利用しているのか。活動分野は。
・利用者の最も多い年齢構成と、男女の構成比は。
(2)入曽地区地域交流施設(仮称)の今後
【1】来年4月に予定している供用開始に向けて、予定している事務と実務体制は。
(移転・運搬・組織再編への対応など)
【2】整備推進委員会などの協議は。
【3】正式な名称は。
―――質問と答弁の要旨―――
◆入曽公民館利用団体の最も多い年齢構成は
Q1 アンケート調査の回答で、入曽公民館利用団体の最も多い年齢構成と男女の構成比は。
A1 70歳代で構成されている団体が約54%、女性のみの団体が約31%とそれぞれ最も多い。
◆施設の正式名称は。いつ頃に決まるのか。
Q2 入曽地区地域交流施設(仮称)の正式名称は。また、いつ頃、正式に決まるのか。
A2 「地域交流センター」とする方向で、検討を進めている。「狭山市立公民館・狭山市地区センターの狭山市地域交流施設(仮称)への再編に関する計画」を市議会などへ提示し、意見などを聴取した上で名称の案を決定し、地域交流施設の条例案を、平成31年12月市議会に提出して、議決を得て正式に決定することになる。
◆カフェコーナーについて
Q3 カフェコーナーの運営事業者の形態は。また、調理室のような貸室とは異なるのか。
A3 地域住民や地域の各種団体が主体的に運営することのほうが目的にかなっているとも考えられるが、入曽地区地域交流施設(仮称)整備推進委員会の中で協議していきたい。また、市が運営事業者に対して行政財産の使用許可の方法により場所を貸すもので、地域住民の利用に供する貸室とは位置づけが異なる。
◆「入曽地区地域交流施設(仮称)整備事業に伴うアンケート調査」の概要と、特徴的な回答について
Q4 入曽地区地域交流施設(仮称)整備事業に伴うアンケート調査」の概要と、特徴的な回答は。
A4 調査結果のその他の概要としては、利用団体の会員の居住地としては入曽地区内が約70%で、利用団体の会員の人数は平均して6人から10人であり、またよく利用する部屋は会議室とホールで、利用時間帯は13時から15時が最も多く、一月の利用回数は4回以上が最も多いという状況であった。また、公民館までの交通手段は自動車か自転車が最も多く、次いで徒歩が多い状況であった。
特徴的な回答としては、入曽公民館の利用団体の約半数が入曽公民館以外の他の施設も利用していると回答している。他の施設としては、ほかの公民館や農村環境改善センター、狭山台体育館、市民会館など多岐にわたっており、利用団体の約半数は入曽公民館を活動の拠点としつつも、実態として公民館にこだわらない利用の仕方をしている状況がうかがえる。
Q5 アンケート結果などを踏まえて、入曽公民館が入曽地区地域交流施設(仮称)として整備されることによって、どのような課題が解決できるようになると考えているのか。
A5 入曽公民館は地域における生涯学習や社会教育の拠点として、地域住民の利用に供されてきたが、利用者はここ数年減少傾向にあり、またアンケート調査の結果を見ると、利用者の活動分野は教育や学習に限らず多岐にわたっており、また、利用者の年齢層も高齢者を中心に偏りが生じてきている。
これに対して地域交流施設は、生涯学習や社会教育に関する学習機能のほか、文化等の活動の促進を図る機能、幅広い世代の交流等の促進を図る機能、地域のまちづくり活動の促進を図る機能など、多くの機能を有していることから、幅広い世代の利用を通じて利用者が増加し、また、利用者の活動の幅も広がり、これらを通じて地域住民の相互交流と連携が図られ、これが地域の活性化にも結びついていくものと考えている。