一般質問要旨
- 会議名
- 令和元年 9月 定例会(第3回)
- 質問日
- 令和元年9月20日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 西塚和音 (無所属)
要旨
1.入曽駅周辺整備事業とまちづくり
(1)これまでの経緯を踏まえて
【1】今回の入曽駅周辺整備事業が動き出すきっかけとなる鉄道事業者との交渉はいつからか。
【2】過去には入曽駅東口を先行して整備していく方針から、今回、西口も併せて整備することとなった理由は。
【3】入曽駅西口の第11自転車駐車場は以前はどのような土地利用であったか。
(2)道路整備の観点から
【1】駅への周辺道路からのアクセスを検討する際に、重要となるポイントは。
【2】市道の拡幅については駅周辺整備事業と同時に進んでいくのか。
(3)まちづくりの観点から
【1】複合型商業施設の募集等の進捗は、現在どのような状況か。
【2】現在の入曽駅東口改札の存続の見通しは。
【3】西口の土地の用途変更の計画の有無、行う場合の規模、タイミングなど、必要な点についての見解は。
2.インフラ施設の現状と課題
(1)下水道に関する現状と課題
【1】公共施設の再編などとの相違点は。
【2】過去に老朽管に穴が開き緊急に道路工事がされたケースはあるか。
【3】雨水等の流入により、今後溢れるケースは増加すると考えられるか。
―――質問と答弁の要旨―――
◆入曽駅周辺整備に道路整備の考え方を
Q1 駅周辺道路からのアクセスを検討する際に、重要となるポイントは。
A1 歩行者と自動車を分離することで、歩行者の安全性を確保し、円滑な自動車通行を実現すること、また周辺地域からのアクセス性の向上が重要であると考える。
Q2 道の拡幅については駅周辺整備事業と同時に進んでいくのか。
A2 入曽駅東口改札と県道所沢狭山線を結ぶ道路(市道B第296号線)は、入曽駅周辺整備事業とあわせて拡幅する。また、西口改札と県道川越入間線を結ぶ道路(市道B第313号線)の拡幅整備も地権者と用地交渉を進めて、入曽駅周辺整備事業の完了にあわせて、拡幅できるよう取り組んでいく。
◆駅周辺整備は市民の利便性を高めて
Q3 入曽駅東口を先行して整備する方針から、今回、西口も併せて整備することとなった理由は。
A3 入曽駅周辺は鉄道で市街地が東西に分断され、移動に不便である。駅前広場と一体的に東西自由通路を整備し、歩行者が安全に移動可能となることで、地域の活性化につながると考えている。駅の西側についても市有地を活用して、実施可能な範囲で整備することとしたものである。
◆将来のまちづくりを描くには
Q4 道路行政やまちづくりの点から、現在住民が所有し生活されている住宅のある土地を、将来を見据えた上で道路建設などの計画に組み込むような検討はされないのか。
A4 現在住民が所有し生活している土地を、将来を見据えた上で道路建設などの計画に組み込むことは、道路の新設や拡幅を計画する場合、まずは地域の町の姿をどのようにすべきかという視点に立って、道路網のあり方を検討し、その上で必要とする道路の新設や拡幅の計画を立案していくことになるが、これの具現化に向けて道路の線形を決めるのに当たっては、技術基準から住民が居住している土地に線形がかかることもあり、こうした場合は土地所有者に協力をお願いすることになるが、現時点では具体的な線形を示すことはできないところである。
Q5 狭山市都市計画マスタープランに示されるだけでは、用途地域の変更にはつながらないのか。
A5 入曽駅西口周辺の用途地域の変更は、用途地域を変更するに当たっては、入曽駅西口に直近する区域だけではなく、その周辺も含めて、入曽駅西口地区の将来のまちづくりのあり方や道路整備の状況を踏まえて、用途地域のあり方を検討し、これを総合計画の土地利用構想とも整合を図った上で都市計画マスタープランに位置づける必要があるが、これを具現化するためには、埼玉県とも協議しながら土地基盤の整備を行い、都市計画の変更を行う必要もある。