一般質問要旨
- 会議名
- 令和元年12月 定例会(第4回)
- 質問日
- 令和元年12月9日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 内藤光雄 (新政みらい)
要旨
1.循環型社会の形成について
(1)ごみの減量化について
【1】ごみの減量化の現状はどのようになっていますか。
【2】ごみの減量化が進む要因をどのように捉えていますか。
【3】「第4次狭山市総合計画」及び「第2次狭山市環境基本計画」における、ごみの排出量の目標値に対する達成の見込みはどのようになっていますか。
【4】今後の更なるごみ発生抑制についてどのような取り組みを行いますか。
(2)リサイクルの推進について
【1】リサイクル推進の現状はどのようになっていますか。
【2】生ごみリサイクルの現状はどのようになっていますか。
【3】資源ごみの回収状況はどのようになっていますか。
【4】もやすごみに含まれる資源ごみをどのように把握していますか。
【5】「第4次狭山市総合計画」及び「第2次狭山市環境基本計画」における再生利用率の目標値に対する達成の見込みはどのようになっていますか。
【6】今後の更なるリサイクルの推進についてどのような取り組みを行いますか。
2.清掃費について
(1)清掃費及びごみ処理経費について
【1】清掃費の推移はどのようになっていますか。
【2】一人当たり及び一世帯当たりの清掃費の推移はどのようになっていますか。
【3】清掃費全体に占めるごみ処理経費の推移はどのようになっていますか。
【4】1トン当たり及び一人当たりのごみ処理経費の推移はどのようになっていますか。
【5】ごみ処理経費の推移の状況を踏まえての所感及び現状でどのような検討を行っていますか。
【6】今後のごみ処理経費の削減をどのように進めますか。
3.ごみの収集について
(1)ごみ収集の有料化について
【1】全国レベルでのごみ収集有料化の状況をどのように把握していますか。
【2】埼玉県内でのごみ収集有料化の状況をどのように把握していますか。
【3】ごみ収集有料化によるメリット、デメリットをどのように捉えていますか。
【4】これまでに、ごみ収集の有料化について検討した事例はありますか。
【5】ごみ収集有料化の実施または検討に入る判断基準をどのように考えますか。
【6】全国や埼玉県内でのごみ収集有料化の実態を踏まえ、当市における、ごみ収集有料化についての所感は。
―――質問と答弁の要旨―――
◆清掃費用(清掃コスト)の推移
Q1 近年の清掃費及び一人当たりの清掃コストの推移は。
A1 清掃費は平成26年度の20億8,555万4,000円に対し、30年度は23億2,970万8,000円と11.7%増加している。また、一人当たりは26年度の1万3,531円に対し、30年度は1万5,402円と13.8%増加している。
◆全国的に増加傾向にあるごみ収集の有料化
Q2 ごみ収集有料化のメリットとデメリットは。
A2 メリットは、有料化により市民がごみの減量や分別の徹底を強く意識するようになり、ごみの排出抑制とリサイクルが促進され、これによりごみ処理量の減少とごみ処理経費の削減が図られることで、ごみ処理施設の延命化につながることが期待できる。デメリットは、市民に新たな負担を強いることのほか、ごみの不法投棄やコンビニエンスストアなどのごみ箱への不適正な排出などの増加が予想される。
Q3 今後のごみ収集有料化についての見解は。
A3 ごみの減量化が国際的な取り組みとして求められていることや、ごみの排出抑制やリサイクルの促進が一層進み、これが持続可能な循環型社会の形成に寄与するという視点などを念頭に置く必要がある。また、市民生活に与える影響も大きいことから、社会経済情勢や近隣市町の動向などを総合的に勘案して、慎重に検討していく必要があると考えている。。
◆ごみの減量化とリサイクルの推進
Q4 近年のごみの排出量及び一人当たりの推移は。
A4 平成26年度の燃やすごみの排出量は3万2,291トンで、平成30年度の3万285トンと比較し6.2%減少している。平成26年度の市民1人1日当たりの資源ごみを除くごみの排出量は661グラムで、平成30年度の626グラムと比較し5.3%減少している。
Q5 ごみの排出量全体の73.1%をもやすごみとして処分しているが、もやすごみに含まれる資源ごみの把握は。
A5 家庭から排出される燃やすごみの組成調査結果によると、燃やすごみの中には食品ロスを含む生ごみが37.9%、紙と布類が18.6%、プラスチックが11.6%含まれていた。その中には、再生利用ができない紙や布類、汚れを落とすことができないプラスチックなども含まれていたが、相当量の資源ごみが燃やすごみの中に含まれていた。