一般質問要旨
- 会議名
- 令和元年12月 定例会(第4回)
- 質問日
- 令和元年12月11日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 高橋ブラクソン久美子 (無所属)
要旨
1.高齢者福祉
(1)高齢者虐待
【1】高齢者虐待の相談状況と対応はどうか。
【2】高齢者虐待(人命に関わる事案を含む)をどう防ぐのか。
【3】認知症高齢者の家族への支援状況は。
(2)第7期高齢者福祉計画・介護保険事業計画
【1】アンケート等の調査の結果とニーズの把握はいかがか。
【2】看護小規模多機能型居宅介護の提供を行えないのか。
2.入曽駅周辺整備事業
(1)環境への配慮
【1】雨水の利用をどうするか。
【2】太陽光の利用をどうするか。
【3】風力の利用をどうするか。
(2)災害対策
【1】駅周辺の洪水を最小にするための施策はどうするか。
【2】駅周辺の降雨の対策はどうするか。処理はどうするか。
【3】洪水時における対策はどうするか。
【4】入曽駅の帰宅困難者などへの対応をどうするか。
(3)駅舎のデザイン
【1】斬新でインパクトのある駅舎としてほしいが、デザイナーをどうするか。
3.台風19号
(1)災害時要援護者への対応
【1】災害時要援護者の対応に関しての反省点と今後の改善点はどうか。
【2】福祉避難所が利用できなかった理由と今後利用するための改善点はどうか。
【3】いくつかの簡易ベッドを用意しておく、または学校避難所においては保健室利用を考慮すべきだがいかがか。
(2)避難所の設営・運営
【1】学校・公民館等、避難所に指定されている場所の避難者ニーズに沿った運営計画をあらかじめ決めて周知しておくべきだがどう考えるか。
【2】避難所における設備に関して、特に体育館を利用する場合の水やお湯、情報機器(テレビの設置)、暖房も含め、再検討するべきであるがいかがか。
【3】雨風の中、徒歩の避難は困難であり、自動車での避難が可能かを明確にするべきではないか。
【4】学校との連携を1年に1回は確認し、現地災害対策本部長は最低限の避難者のニーズに対応できるようにしておくべきではないか。
【5】水富地区では高台の避難所を増やし、笹井小学校だけでなく私立大学も避難所にしてほしいが可能か。
(3)責任者
【1】市長は災害時にどのようにしていたか。また、市長の役割をどう考えているのか。
【2】現地災害対策本部長の権限は。また、災害策本部との連携はどうだったのか。
―――質問と答弁の要旨―――
◆高齢者虐待を防ぐ
Q1 高齢者虐待の相談件数と対応は。また認知症高齢者の家族への支援の状況は。
A1 平成30年度の相談件数は、 介護保険事業所職員、民生委員などから21件あっ
た。事実確認の結果、そのうち、4件を虐待と認定し、虐待を受けている高齢者を施設入所させるなどして、家族と分離し、安全の確保を図った。支援状況は、認知症高齢者や家族が集い、介護に関する情報交換や専門職への相談ができるオレンジカフェを開催し、また、保健師が電話相談に対応する認知症ホットラインなども実施している。今後、更なる支援策を研究していく。
◆入曽駅前の洪水対策
Q2 駅周辺の洪水を最小にするための施策と降雨対策は。帰宅困難者などへの対応は。
A2 駅周辺の洪水を最小にするための施策は、現在、埼玉県において不老川床上浸水対策特別緊急事業により不老川の改修を計画的に進めていることから、これを踏まえて適切な排水方法を検討していく。
駅周辺の降雨の対策は、事業区域内について可能な箇所は浸透性舗装にするとともに、県の条例に基づき雨水浸透貯留施設を設置していく。
災害時における入曽駅での帰宅困難者などへの対応は、基本的には狭山市地域防災計画に基づき入曽駅周辺では公民館などの一時滞在施設へ誘導することとなるが、入間小学校跡地に誘致する民間商業施設を募集する際には、災害時の対応も応募条件に加えることを検討していく。
◆市長は災害時にはどっしりと…
Q3 台風第19号の襲来時の市長の対応と役割は。
A3災害対策本部を設置した後は、災害対策本部室にて現地の状況の報告を受け、必要な指示を行った。また5段階の警戒レベルに応じた避難情報の発令や避難所の追加開設の指示を行った。市長の役割は、災害時に市民の生命、財産を
保護するため、災害対応の陣頭指揮をとり、情報収集や避難情報の発令を行い、市民の安全を確保するための決断を迅速に行っていくことであると捉えている。
◆看護小規模多機能型居宅介護の設置を
Q4 今後、看護小規模多機能型居宅介護の提供を行えないか。
A4 看護小規模多機能型居宅介護の提供は、第8期計画の策定に向けて実態把握調査を行うなどして実施の必要性を見きわめるとともに、他の介護サービスとのバランスも考慮しながら、第8期計画へ当該サービスを位置づけるか否かを検討していく。
◆SDGsを意識したエコな入曽駅周辺開発を
Q5 入曽周辺整備事業の取り組みについて、SDGsの視点は。
A5 ご指摘のようなエコなまちづくりという点では、特にこれからはSDGsの視点からの取り組みが求められていると考えております。これに関してSDGsは、持続可能な開発のために取り組むべき目標を環境面や社会面、経済面から示したものであり、これからのまちづくりに当たっては考慮すべき事項として捉えている。入曽駅周辺整備事業についても、これから整備の内容が具体的になってくる中では、SDGsの考え方も可能な限り取り入れていく。