一般質問要旨
- 会議名
- 令和2年 6月 定例会(第2回)
- 質問日
- 令和2年6月17日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 西塚和音 (無所属)
要旨
1.新型コロナウイルス感染症に関連した対策
(1)市民一人ひとりができること、市ができること
【1】広く消毒、手洗いをするための習慣の定着や、施設等での消毒液等の活用について、これまでどのような取り組みがされてきたか。
【2】今後の公共施設の再開に向けて、接触感染を防止する対策の内容は。
【3】ソーシャルディスタンスを確保するための公民館等施設内の実質利用人数の目安は。
(2)環境衛生に関して
【1】ごみ出し時の注意点などの喚起は、どのようなことがされているか。
【2】ごみ収集担当者の衛生管理は。
【3】下水道の水質検査はすることがあるのか。
(3)地域活動、イベント、サークル活動に関して
【1】高齢者などの体力低下をさせないための、助言等は行っているのか。
【2】誰もが罹患する可能性がある中で、発症した人などが非難、攻撃を受けないための啓発を行っているか。
【3】人の集まる会合等が今後再開することが考えられるが、安全性の確保などは、各々の団体任せになるのか。
【4】今後、第2波、第3波の感染拡大が危惧されるが、市内や近隣市の感染者が再び増加傾向に転じた時の対応は。
―――質問と答弁の要旨―――
◆コロナ禍でも自分たちができること
Q1 ごみ出し時の注意点などの喚起は、どのようなことがされているか。
A1 公式ホームページに「ごみには直接手を触れないようにする。ごみ袋はしっかり密閉して捨てる。ごみを処分した後は、直ちに手を洗う」という記事を掲載し、新型コロナウイルス感染防止について周知しているほか、世界的な感染拡大により、輸出先の国々の厳しい受入れ規制がしかれ、古布のリサイクルが滞っていることから、状況が改善されるまでの間、古布は自宅で保管いただくなど、協力をお願いしている。
Q2 使用済みのマスクやティッシュ、おむつなどのごみの出し方は。
A2 ウイルスが付着している可能性が高く、収集作業員が直接触れてしまった場合、感染リスクが高まることから、ごみ袋を二重にするなど、ごみ袋を確実に密封していただくことが有効な感染症対策であると考えている。
◆早く流行の兆しを察知するために
Q3 下水道の水質検査の実施は。
A3 法令に基づく検査対象外のため、新型コロナウイルスの水質検査を現時点で実施する予定はない。関係団体による感染状況把握に向けた下水調査の要請を受け、県では、県内の水環境センターの流入下水を提供している。
◆環境衛生分野の取り組み
Q4 ごみ収集担当者の衛生管理は。
A4 作業時におけるウイルス付着を防ぐため、手袋とマスクの装着とともに、長袖、長ズボンの作業着の装着を徹底し、そのほか、収集車の換気や、休憩時の密閉、密集、密接の回避、また、事務所に戻った際には、手洗いやうがいを励行し、車内の清掃や消毒を徹底するなど、感染防止に努めている。
◆不当な差別、偏見、いじめを生み出さない土壌を
Q5 誰もが罹患する可能性がある中で、発症した人などが非難、攻撃を受けないための啓発を行っているか。
A5 新型コロナウイルス感染症に対する誤った情報に基づく不当な差別や偏見、いじめ等については、国においても深刻な課題として受け止めており、法的機関の提供する正確な情報の把握と冷静な行動に努めるよう注意を促している。市としても、誤った情報や不確かな情報に惑わされて人権侵害につながることがないよう、新型コロナウイルスに関する正確な情報を広報さやまや市の公式ホームページを通じて迅速に提供していくことに努め、市民の方々には冷静な対応と行動をお願いしている。