一般質問要旨
- 会議名
- 令和2年12月 定例会(第4回)
- 質問日
- 令和2年12月7日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 福田正 (改進)
要旨
1.水害対応とコロナ禍における避難所等
(1)現在、懸念される水害の概要は
【1】昨年の台風19号の検証を基に今後、同規模以上の降雨があった場合の市内全域の被害想定は。
【2】入間川における、笹井堰、田島屋堰、上奥富堰について、上流の水位が高くなって起こる越流や堤防から越水した場合の被害想定は。
【3】上記の場合床上・床下浸水の恐れがある世帯の数は、おおよそどの程度か。それに伴う、避難を必要とする人数は。
【4】その中に避難行動要支援者は、何人含まれているか。また、避難行動要支援者の情報は地域では誰が把握しているか。
【5】避難行動要支援者の支援は、誰が行うのか。
【6】避難行動要支援者の対象者のうち名簿登載に同意している者及び同意していない者の状況は。自力で避難できない、かつ、家族などによる避難支援を受けられないにも関わらず、名簿登載に同意していない者への対応はどうするか。
(2)ハザードマップについて
【1】最新のハザードマップ改定版の作成に向けて、どのように進めているのか。市民への配布はいつになるか。
(3)コロナ禍の避難所運営等について
【1】各避難所の情報に関して職員への伝達等の方策は。
【2】各避難所のキャパシティと避難所の人数の割振りは
【3】各避難所に医療関係者は配置されるのか。
【4】狭山市医師会との協力体制の調整はどのようになっているのか。
【5】「災害時の医療救護活動についての協定」の協定内容は。
【6】災害がある程度沈静化し、避難者が帰宅した際、数日後新型コロナウイルスへの感染が疑われる事例が出てきた場合の対応は。
【7】多くの濃厚接触者によるクラスターの心配があり、PCR検査等を要する場合、具体的にどのような対応をとるのか。
(4)防災組織との連携などについて
【1】市内の防災組織との連携はとれているのか。各々の役割分担等はどのようになっているか。
(5)災害対策本部について
【1】災害対策本部を開設する際、開設時間はどのようにして決めるのか。
―――質問と答弁の要旨―――
◆浸水想定は4,593世帯に及ぶ
Q1 令和元年の台風19号と同規模以上の降雨があった場合、入間川沿いの地区における被害想定は。
A1 入間川の氾濫による洪水が発生した場合、左岸側の水富地区や柏原地区、右岸側の入間川地区や奥富地区で浸水が想定される。また、柏原地区、水富地区及び入間川地区では、入間川の河岸段丘の斜面に土砂災害警戒区域などが存在していることから、土砂災害も想定される。
Q2 入間川の笹井堰、田島屋堰、上奥富堰の3つの堰で上流の水位が高くなったときに起こる越流や堤防から越水した場合の被害想定地域は。
A2 荒川水系入間川洪水浸水想定区域図により被害を想定した場合、入間川地区では狭山、入間川4丁目、鵜ノ木、水富地区では広瀬1丁目、広瀬2丁目、広瀬東1丁目、広瀬東2丁目、広瀬東3 丁目、広瀬東4丁目、つつじ野、奥富地区では上奥富、柏原地区の一部が浸水することが想定される。
Q3 入間川が越流や越水した場合の床上・床下浸水のおそれがある世帯数は。
A3 令和2年12月1日現在、浸水想定区域内の世帯数は、入間川地区343世帯、水富地区1,805世帯、奥富地区176世帯、柏原地区2,269世帯である。