一般質問要旨
- 会議名
- 令和3年 6月 定例会(第2回)
- 質問日
- 令和3年6月16日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 西塚和音 (はつらつ創造)
要旨
1.環境対策
(1)脱炭素社会に向けた考え方
【1】現段階で、脱炭素社会に向けた取組について、国から具体的なアクションプランなど出てきているのか。
【2】2030年、46%削減への具体的な取組への案は。
【3】カーボンフットプリントを取り入れ評価をしている市の取組はあるか。
(2)公共施設等の有効活用の考え方
【1】資源循環を捉える中で、熱利用はどの程度、加味されているのか。
【2】太陽光発電による電力は、施設全体の使用電力になっているのか。
【3】小型蒸気発電についての今後の可能性をどのように考えるか。
(3)地域エネルギーという考え方
【1】太陽光発電は道路標識などにも使用されているケースもあるが、具体的事例について把握していることは。
【2】小水力発電などのケースについて、把握していることは。
【3】CO₂削減で見える化していることは。
2.新型コロナウイルスワクチン接種
(1)ワクチン接種に関して
【1】現在のワクチン接種の進捗状況と集団免疫獲得への取組は。
【2】市内のワクチン接種を通して、副反応が発生したケースは。
【3】不安により、ワクチン接種に踏み切れない方に対して、市はどのように寄り添うのか、ご見解を。
―――質問と答弁の要旨―――
◆地球温暖化対策法の改正をきっかけに
Q1 2030年にCO2を2013年比、46%削減への具体的な取り組みへの案は。
A1 地域脱炭素ロードマップ案でも示されており、その中から本市は実現性が高い施策について、現在策定中の第3次狭山市環境基本計画及び狭山市地球温暖化対策実行計画に位置づけていく。
◆再生可能エネルギー利用を地域の活力に
Q2 資源循環を捉える中で、熱利用はどの程度、加味されているのか。
A2 稲荷山環境センターでは、ごみを焼却する際に発生した熱をボイラーで回収し、蒸気を熱媒体として稲荷山環境センター内の設備やサピオ稲荷山の温水プールなどで利用している。
◆カーボンフットプリントなどを参考に
Q3 CO2削減で見える化していることは。
A3 毎年度発行している環境レポートの中で、市の事務事業における温室効果ガスの排出量などを公表しているほか、太陽光発電を設置している36の公共施設においては各施設に設置している液晶モニターによって発電量やCO2削減量などを見える化している。
◆とことん資源の有効利用を
Q4 小型蒸気発電についての今後の可能性は。
A4 小型蒸気発電は、これまで利用が難しかった少量で低圧の蒸気を利用するものであり、稲荷山環境センターでは蒸気を余熱利用施設等で利用し、余った蒸気は小型蒸気発電機によって発電させており、稲荷山環境センターで使用する電力の約31%を賄っている。このことからも、小型蒸気発電はゼロカーボンシティの実現を目指す上で大変有効な再生可能エネルギーの1つであると考えている。
◆再エネ利用をより具現化するには
Q5 太陽光発電は道路標識などにも使用されているケースもあるが、具体的な事例を把握しているか。
A5 幹線道路等の交差点や歩車道境界ブロック上に設置している視線誘導標や市役所駐車場入り口に設置している電子表示板などに太陽光発電を使用している。