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一般質問要旨

会議名
令和3年 9月 定例会(第3回)
質問日
令和3年9月17日
区分
一般質問
議員名
三浦和也 (改進)

要旨

1.教育(小・中学校のプールについて)
(1)授業の現状について
【1】小・中学校における水泳の授業の必修・選択について、学習指導要領等ではどのように位置づけられているか。
【2】今年度の小・中学校のプール授業日数は。また、熱中症アラート等で授業ができなかった日数は。
【3】昨年度はコロナ禍でプール授業は中止となったが、本来行うべき授業の代替をどのように行ったか。
【4】平成29年度から令和元年度までの3年間の平均授業日数は。
(2)施設の現状について
【1】小・中学校のプール施設の建設年度と経過年数や老朽化の状況、および使用可能年数の目安は。
【2】プール施設の年間使用状況は。
【3】プール施設の全体および1校あたりの年間維持管理経費は。
(3)今後のあり方について
【1】小・中学校のプール授業および施設について、現在どのような検討課題があると考えているか。
【2】複数の学校でプール施設を共用することはできるか。
【3】民間のスイミングスクールを活用した授業を行うことはできるか。
【4】小学校のプール施設は維持し、中学校ではプール施設を使用しないで代替の授業等を行うようにすることはできるか。
【5】小・中学校のプールの今後のあり方について、検討組織を設置して協議を始めるべきではないか、と考えるが、教育長の見解は。




―――質問と答弁の要旨―――
◆小中学校のプール施設の状況は
Q1 プール施設の建設年度と経過年数や老朽化の状況は。
A1 昭和40年代後半から50年代にかけて建設された施設が大半で、建設から40年以上経過している施設が13校、30年以上40年未満となる施設が9校である。近年はプール槽からの水漏れ、ろ過装置のポンプや滅菌するための機械の故障、プールサイドの亀裂、給水管からの漏水など老朽化が進行している状況にある。

Q2 プール施設の年間維持管理経費は。
A2 上下水道代、電気代、薬品代及び点検委託料の合計で、令和3年度は小学校15校の総額で約784万円、1校当たり約52万円となり、中学校8校の総額で約390万円、1校当たり約49万円となる。また、この額に令和元年度までの直近3年間の修繕工事に要した1年当たりの平均額を加えると、小学校15校の総額で約1,201万円、1校当たり約80万円となり、中学校8校の総額で約837万円、1校当たり約105万円となる。

◆教育委員会としてどのような検討課題があるか
Q3 小中学校のプール授業及び施設について、現在どのような検討課題があるのか。
A3 プール授業では、指導に当たる教員数の問題や、猛暑日における熱中症などの問題がある。プール施設では、老朽化するプール施設の維持管理費用の増加が見込まれることや、更新時には多額の費用が必要となることを踏まえ、学校におけるプールのあり方を研究していく必要がある。

Q4 複数の学校でプール施設を共用するのは可能か。
A4 増加が見込まれる維持管理費や多大な更新費用を考えると、今後、複数の学校でプール施設を共用することを検討する必要がある。検討に当たっては、他校の児童生徒が使用できる更衣室やロッカー、下駄箱の整備、児童生徒が学校間を移動する際の安全確保や、移動時間の発生による授業時数の確保などの課題がある。

Q5 民間スイミングスクールを活用した授業を行うことは可能か。
A5 民間スイミングスクールを導入している他市の状況からも、学校教育の中で民間のスイミングスクールを活用した水泳学習を行うことは可能であると考えるが、受け入れてくれるスイミングスクールの有無や、それにかかる費用及び児童生徒の学校とスイミングスクール間の移動時の安全確保や移動時間の発生による授業時数の確保などの課題がある。
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