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一般質問要旨

会議名
令和3年12月 定例会(第4回)
質問日
令和3年12月7日
区分
一般質問
議員名
高橋ブラクソン久美子 (市民派無所属)

要旨

1.子育て支援
(1)生活困窮家庭への支援
【1】ファミリーサポート事業利用料の軽減を一時間350円から500円に増やすことについての見解は。
【2】幼稚園での預かり保育料の軽減を450円から600円に増やすことについての見解は。
【3】正当な理由がある場合、幼稚園に通っている児童でも、夏休み等に保育所等の一時預かり事業を利用できないか。(生活保護や非課税世帯の場合、かなりの出費軽減になる)
【4】ちゃっぽ保育室の利用の際、生活保護や非課税世帯などの料金を半額以下にすることについての見解は。
(2)遊び場
【1】河川敷だけでなく、駅前や、ショッピングモールの近くや森の中などで、親子で楽しめる(仮称)ニコニコテラスIIやIIIを作ることの見解は。
【2】児童館にある外遊びの遊具を充実させることの見解は。

2.住居支援
(1)無料低額宿泊所にいる人の狭山市での住居確保。(ステップアップからハウジングファーストへ)
【1】無料低額宿泊所にいる30人のうち、1年に4人もの失踪者がでている。この状況を打開することに対する見解は。
【2】狭山市に帰ってきた無料低額宿泊所の利用者はこの1年ひとりもいなかった。この状況を打開することに対する見解は。
【3】無料低額宿泊所が「人の尊厳」を蝕むということへの見解は。
【4】パターナリズム(本人の意思に関わりなく、本人に代わって意思決定をする事)への市の見解は。
【5】狭山市が住まいのない方などを無料低額宿泊所を勧める際に、パターナリズムと言われるようなことはないか。
【6】市はステップアップを理想としているようだが、ハウジングファーストに考えを変えることについて、市の見解は。
(2)市営住宅
【1】市営住宅のリニューアル計画への見解は。また、駐車場、駐輪場等の改修、洗面所の設置等、具体策は。
【2】新たに入居しようとする部屋の改修はどのようにするのか。改修後の検査をどうしているか。
【3】「退去時は畳の表替え、ふすまの張替他入居者負担部分の修繕等が必要となります。」とあるが、経年劣化した部分の修繕は、賃借人の責めに帰すべき事由に当たらず、法的には退去者がする必要はないのでないか。(民法第606条 賃貸人は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う。)
【4】若者・単身者に数年間市営住宅を貸し出すのはいかがか。
【5】狭山市民に加え、転入者にも貸し出してはいかがか。
【6】市営住宅のうち数部屋を、無料低額宿泊所から帰ってこられるように市民の福祉住居として、貸し出してはどうか。

3.健康
(1)サピオ稲荷山
【1】臨時休館中にサピオ稲荷山の補修を済ませ、できるだけ早くサピオ稲荷山を開館するべきだが、見解は。


―――質問と答弁の要旨―――
◆「特定かつ極めて少数の方へのみ提供するサービスともなりかねない。」と市長は答弁したが、今の福祉は、「顔の見えるサービスを」「誰ひとり取り残さない福祉」を目指しているのではないか
Q1 ファミリー・サポート事業利用料助成金を1時間350円から500円に増額、幼稚園の預かり保育料の軽減を450円から600円に増額、ちゃっぽ保育室利用料を生活保護世帯や非課税世帯に対して半額以下にすることへの見解は。
A1 ファミリー・サポート・センターは会員の相互援助活動で成り立っている事業であることから、現在の半額助成を継続したい。預かり保育料に対し月額上限11,300円までを無償化の対象としたことから、現段階では市が独自に無償化の範囲を広げる考えはない。ちゃっぽ保育室の利用料は平成27年に1時間700円から300円に改定した経緯があることから、現段階での見直しは考えていない。

◆入居要件を緩和し市民が入りやすい市営住宅に
Q2 若者・単身者や転入者に貸し出す考えは。
A2 入居希望者の動向及び空き室の状況を踏まえ、若者の単身者を入居対象とすることを検討していく。令和2年4月から利用条件を緩和し、市内事業所に勤務される方も入居可能となっている。引き続き、勤務される方を中心に住居確保に努めていく。

◆無料低額宿泊所へ送るよりも、狭山市で住ます
Q3 市はステップアップを理想としているようだが、ハウジングファーストに考えを変えることについての市の見解は。
A3 被保護者の個々のニーズに応じて、日常生活支援住居施設に委託する仕組みを活用した支援などを実施しており、一概にステップアップが理想であるとは考えていない。また、被保護者の方は、個々の事情により独り暮らしに不安を感じ、常時見守りが必要な方や、本人の希望でアパートなどへの転居を望んでおらず、共同生活が安心であると感じている方なども多く、ハウジングファーストの考え方は、現状ではなじまないと考えている。しかし、個々のニーズが多様化する中、その支援の一つとしてハウジングファーストの考え方が今後より重要となることも考えられることから、国や社会情勢の動向を注視していく。

◆市民の健康を守らなければならない
Q4 臨時休館中にサピオ稲荷山の修繕を済ませ、できるだけ早くサピオ稲荷山を開館するべきだが、ご見解は。
A4 サピオ稲荷山の再開時期は新型コロナウイルスの今後の感染動向を注視し、現時点では令和4年4月1日からの再開に向けて必要な準備を進めるよう、指示をしたところである。

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