一般質問要旨
- 会議名
- 令和4年 9月 定例会(第3回)
- 質問日
- 令和4年9月20日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 衣川千代子 (日本共産党)
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要旨
1.入間小学校跡地のケヤキについて
(1)ケヤキが伐根に至った経緯
【1】ケヤキを切ることに決まった経緯は。
【2】樹木医の診断とは、どのようなものか。
(2)住民の声
【1】アンケートに寄せられた存続の声についての配慮は。
【2】存続を求める多数の署名についての受け止めは。
【3】ケヤキについての住民の声にはどんなものがあるか。
【4】広報さやま7月号掲載「新業態商業施設」のイメージ図はケヤキではないのか。
(3)存続のために
【1】大手商業事業者と存続の方向で協議できないか。
【2】存続することにより集客、まちの活性化へつなげることに対する見解は。
2.入曽駅周辺整備について
(1)交通量、渋滞について
【1】入曽駅東口駅前交差点の交通量の現状と車の方向の割合は。
【2】現在の計画における、県道入曽停車場線の混雑を解消する算段は。
(2)費用負担の考え方は
【1】施設整備費を市が全額負担することについて国土交通省の要綱に照らしてどう考えるか。
(3)西口駐輪場
【1】西口駐輪場代替地の用地確保の現状は。
【2】アクセス道路用地の確保状況は。
(4)住民の合意
【1】開発事業の事前協議に伴う近隣関係者への東西自由通路と橋上駅舎の事業説明をするとのことだが対象の住民と内容は。
【2】住民が意見を出し合い、住民自身が納得して判断できる場を作る考えは。
―――質問と答弁の要旨――
Q1 ケヤキを切ることに決まった経緯は。
A1 樹木の専門家からは大木であることから、移植しても根づく保証はなく、さらに多額の費用が必要になると意見を伺っている。複合型商業施設の出店について、より制約のない魅力ある提案を求める必要があるなど、ケヤキを残すことは難しいと判断し、伐採、抜根を決定した。
Q2 樹木医の観察では、木そのものが衰退してきているとのことだが、診断書はあるか。
A2 樹木医に観察証明や診断書などを作成していただいたわけではなく、専門家に現地でケヤキの状態を診断していただいた。改めて、樹木医に業務委託をして、ケヤキの状態を診断していただき、意見を求めている。
Q3 事業者が緑を守り育てることや景観を守ることを頑張っている中で、ケヤキを残す方向で協議することについての見解は。
A3 複合商業施設の土地利用計画によりケヤキの周辺は駐車場として利用するため、アスファルト舗装で整備することになり、衰退がさらに進む可能性が高いと考えている。また、台風や老化などにより枝の落下や倒木による人的、物的被害のリスクがさらに高まることが想定され、安全面での懸念が払拭されない限り、現状においては難しいものと考えている。
◆入曽駅周辺整備事業について
Q4 現在の計画で県道入曽停車場線の混雑解消の算段は。
A4 入曽駅東口前の丁字路付近は、駅開設入り口付近において送迎車両が停車し、人が乗降することで車両が片側車線を塞ぎ、それにより渋滞が発生するとともに、送迎車両への乗降のための道路横断などにより、人と車が交差する状況が発生している。当事業は駅前広場を設け、自由通路を含めた総合的な整備を行うことから、送迎車両が新たに整備する駅前広場に移行すると考えられるため、本計画による整備が最も有効な解決策であると考えている。
Q5 住民が意見を出しあって、いろんな意見がある中で住民自身が納得して判断できる場を持つことが必要なことだと考えるがどうか。
A5 平成27年以来、市としては計画案を作成し、その間、自治会連合会や説明会などを通じ意見を伺ってきた。また、事業の内容や事業の進捗状況などは、市議会や自治会連合会をはじめ、入曽まちづくりだよりの発行や市公式ホームページへの掲載などにより周知を図っており、さらに事業の内容に対する意見、要望などについて個別に面談を実施するなど丁寧に説明させていただいており、ご指摘の場については、既に対応してきたものと認識している。