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一般質問要旨

会議名
令和5年3月 定例会(第1回)
質問日
令和5年3月10日
区分
一般質問
議員名
田中寿夫
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要旨

1.入曽駅橋上駅舎自由通路
(1)説明責任
【1】これまで市民に十分な説明責任を果たしているか。
【2】事業決定後、住民説明会はどれだけ行ったか。
【3】事業遂行最大理由の交通問題は解決できるか。
【4】事業予算が激増しているが、これ以上増えないか。
【5】近隣住民には事業完了後の固定資産税負担増加を説明しているか

(2)事業決定
【1】事業計画を議案として議決を得たのはいつか。
【2】平成31年4月の協定締結は事前に議会で議決があったか。
【3】請願駅であるとして、費用は100%市の負担と決定した経緯と最終決定者は誰か。

(3)費用負担
【1】当初の事業予算30億円の根拠はどこが算出し、事業決定をしたのはいつ誰が行ったのか。
【2】この事業は国土交通省の定める「自由通路の整備及び管理に関する要綱」を遵守して計画されているか。
【3】同要綱では、鉄道事業者に受益が生じる場合、費用の一部を鉄道事業者が負担すると定めているが、費用負担を求めているか。
【4】同要綱では、自由通路について鉄道事業者に受益が生じる場合、整備、管理に要する費用の一部を鉄道事業者負担としているがどうなっているか。
【5】駅舎や自由通路の整備に支障を生じない乗り換え跨線橋の撤去費等は自由通路整備費に含めないとの定めがあるが、この撤去費等も市が負担するのか。

(4)市長の裁量権
【1】議会の同意をどう考えるか。
【2】市長の裁量権はどこまであると考えるか。

2.情報提供
(1)行政からの情報提供について
【1】各種審議会及び委員会、議会等において文書の提供があった際、最終的に回収するケースが見受けられる。何故か。
【2】特に議会においては、詳細な情報提供が審査には必要であり、積極的に資料提供をすることについての見解は。


―――質問と答弁の要旨―――

◆市民や議会への説明
Q1 説明会は主に入曽地区自治会連合会にしているとのことだが、自治会長だけの24名の説明で、地域住民に説明していると言えるのか。
A1 自治会連合会には「入曽まちづくりだより」の発行に併せ、説明しているが、これは、入曽駅周辺整備事業の進捗や今後の予定などを、連合会を通じ各自治会長から各会員に対し周知をお願いする意味も含め説明している。
Q2 請願駅であるとして費用は100%市の負担と決定した経緯と最終決定者は。
A2 市の政策決定は、政策調整会議、政策会議、庁議を経て決裁にて決定している。なお、本事業のように多額の費用が見込まれる事業の市としての最終意思決定機関は、市議会の議決によるものと考えている。
Q3 議会に提出された協定に係る工事費の資料は1枚だけで、工事費の根拠がわからない。また、鉄道事業者の概算見積集計と異なっていても誰も指摘ができない。これで判断に必要な情報を十分に提供していると言えるのか。
A3 議案参考資料の中で、東西自由通路及び橋上駅舎の1、2階平面図や立面図などを添付している。また、事業費の資料も提出している。その中で、事業費増額の説明として建設資材物価指数や公共工事設計労務単価に関する年ごとの推移及び将来推計の資料も添付して
いる。
Q4 市長の裁量権はどこまでと考えるか。
A4 平成25年の最高裁の判決を引用すると、「地方公共団体の長の判断の基礎とされた重要な事実に誤認があること等により判断が全く事実の基礎を欠き、又は事実に対する評価が明白に合理性を欠くこと等により判断が社会通念に照らし著しく妥当性を欠くことが明らかである場合には、その裁量権の範囲を逸脱し又はこれを濫用したもの」として、違法になるものと解されている。
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