一般質問要旨
- 会議名
- 令和6年12月 定例会(第4回)
- 質問日
- 令和6年12月9日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 酒井英男 (健政会)
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要旨
1.強盗傷害事件等の増加への対策
(1)強盗傷害事件等の現状
a.重要犯罪及び重要窃盗犯の種類や件数は。
b.本市及び県内で発生した侵入盗の件数と検挙状況は。
c.凶悪事件などに対する市民を守るための予防策や啓発活動はどのようにしているのか。
(2)若者が巻き込まれる闇バイト
a.闇バイトの実態と若者が関与している問題についてどう捉えているのか。
b.闇バイトに対する若者への教育や啓発活動の現状はどのようになっているのか。
c.若者が闇バイトに巻き込まれないような対策はあるのか。
(3)関係機関との連携の強化
a.強盗傷害事件の増加に対し自治体として警察との連携をどのように強化しているのか。
b.地域住民や家庭との協力体制をどのように構築しているのか。
(4)市民への情報提供
a.市民が犯罪から身を守るために必要な情報をどのように提供しているのか。
b.犯罪発生時の迅速な情報発信や通報体制はどのような仕組みが整備されているのか。
(5)今後の方策
a.強盗傷害事件など犯罪の抑止力につながる施策や地域コミュニティの連携強化を今後どのように展開していくのか。
2.集中豪雨等による内水氾濫対策
(1)内水氾濫の現状把握
a.今年のゲリラ豪雨などによる内水氾濫の被害はどのような状況であったのか。
b.内水氾濫被害を受けた地区とその原因は何か。
(2)雨水公共下水道の整備状況
a.市内の雨水公共下水道の整備状況は。
b.雨水公共下水道が整備されていない地区の雨水排水の状況は。
(3)短期的な対策
a.今後の異常な集中豪雨に向けた、内水氾濫被害を軽減するため、短期的にどのような対策を講じる予定か。
(4)長期的な雨水公共下水道の整備計画
a.内水氾濫被害を軽減するため、今後の雨水公共下水道の整備計画はどのようになっているか。
(5)今後の方策
a.内水氾濫対策において、今後優先的に取り組む課題は何か。
b.気候変動による豪雨リスク増加に対応するための長期的なビジョンと具体的な計画は。
―――質問と答弁の要旨―――
◆若者を取り巻く闇バイト問題
Q1 闇バイトに対する若者への防犯教育などの取り組みは。
A1 学校や地域と情報を共有し、若者に闇バイトの危険性について正しい知識を持たせるため、中学校では非行防止対策として時事問題を取り上げた教育のほか、関係団体との連携によるワークショップなどを実施している。
Q2 相談窓口を設置する考えは。
A2 交通防犯課では、市民が抱える犯罪に対する不安や疑問を気軽に相談できる体制を整えており、対面のほか、電話やメールでの相談も受け付けている。引き続き狭山警察署とも情報共有を図りながら、市民が安心して生活できるよう、適切な相談体制を整備し不安の解消に努めていく。
◆今後の犯罪対応策
Q3 強盗傷害事件など犯罪の抑止力につながる施策は。
A3 犯罪手口の多様化、巧妙化も進み、さらには地域社会の変化など、市民の安全・安心を守るためには従来からの施策や対策だけでは十分な効果を上げることが難しくなってきており、より地域が一体となり定期的な防犯パトロールや見守り活動を行うことが地域内の異変に早く気づく手段であり、地域の特性やニーズに応じた防犯活動を展開するためにも、地域住民相互の情報共有と信頼関係が不可欠であると考えている。なお、デジタル技術の活用も含め、効果的な防犯対策の検討を進めていく。
◆増加する集中豪雨などによる内水氾濫の対策
Q4 内水氾濫被害を軽減するための雨水公共下水道の今後の整備計画は。
A4 現在の雨水公共下水道計画は1時間あたり50ミリメートルの降雨量に対応した管渠計画であり、気候変動による豪雨への対応は課題と捉えている。不老川雨水管整備事業後の雨水管整備の事業化については、現時点において具体化されていないため、今後、近年の降雨量にも対応できるよう計画の見直しを行い、効率的な雨水施設計画を考えていく。
Q5 豪雨リスクの増加に対応するため、今後どのような長期的なビジョンを描いているのか。
A5 D 国では令和3年度から、気候変動に伴う降雨量の増加に対応するため、河川部局や下水道部局において災害対策の強化を図ることを目的とし、雨水処理に関するさまざまな法改正を実施し、地域ごとの降雨量や被害状況を把握し、雨水整備の優先度が高い地域を中心に浸水対策を推進することとしている。このことを踏まえ、今後は補助金などを活用し、内水浸水情報の充実を図るためのシミュレーションを用いて内水浸水想定区域図を作成し、具体的な雨水浸水整備計画について検討していく。