一般質問要旨
- 会議名
- 令和8年3月 定例会(第1回)
- 質問日
- 令和8年3月9日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 酒井英男 (健政会)
要旨
1 地域防災体制
(1) 総合防災訓練の事前周知と準備体制の課題
a 地区別訓練の概要や具体的な内容を自治会等に周知する期間が短かったが、多くの市民の参加と実効性の高い訓練を実現するため、今回の周知スケジュールや情報提供の在り方について市はどのように認識しているのか。また、次年度以降、訓練実施時期の早期提示や段階的な情報共有など、事前周知と準備体制をどのように改善していくのか。
(2) 防災フェスタと地区別訓練の役割整理
a 防災フェスタは防災意識の啓発や若年層の参加促進という点で非常に意義深い取組であるが、現在、防災フェスタと地区別訓練を同日に実施している。人的・時間的制約の中で、それぞれの目的や役割が十分に発揮されているのか検証が必要ではないか。防災フェスタと地区別訓練の役割分担や実施方法について、現行方式を再整理する必要があると考えるが、市の見解は。
(3) 地区別訓練の参加状況と実効性
a 今年度の参加自治会数と訓練内容は。
b 地区によって参加者数や訓練内容に大きな差が見られたが、現状をどう評価するか。
c 一般参加を促す仕組みとして、他行事との併催などに加え、より踏み込んだ参加促進策を検討する必要があるのではないか。より多くの一般住民が地区別訓練に参加できるようにするため、どのような工夫や仕組みを検討しているのか。
(4) 現地災害対策本部体制と職員配置の課題
a 現地災害対策本部員は避難所等では核となり対応する必要があるが、訓練当日が初参加となる職員もいる。年度当初に本部員を確定し、座学や役割確認を含めた事前研修を行う必要があるのではないか。
b 若手職員が中心となっている現状で、災害時の判断・調整が十分に行えるのか。また、若い職員は地域に不慣れな場合も多いと考えられるが、こうした課題について、市としてどのような対策を行っているか。
c 現地災害対策本部員に対する事前研修や訓練では、所属課の業務事情により本来業務が優先される場合がある。こうした状況を踏まえ、市として、実災害時以外の訓練等においても防災業務を優先する意識をどのように醸成していくのか。
(5) 避難所運営と学校との連携
a 避難所となる学校との役割分担や初動対応について、市としての統一的な取り決めがあるのか。また、校長や教頭が不在の場合も含め、市として明確な取り決めを定める必要があるのではないか。小中学校との連携体制について、市としての現状認識と今後の対応は。
b 本訓練前に、現地災害対策本部員と学校関係者を含めた避難所開設訓練やシミュレーションを実施すべきではないか。また、中学生の参加も積極的に依頼すべきではないか。
(6) 地域を支える運営リーダーの育成
a 避難所運営には、開設から避難者受入れ、運営全体を把握できるリーダー的存在が不可欠である。現状では、各地区でそうした人材が十分に育成されているとは言い難い。防災士、消防関係OB、医療・福祉関係者などを中心とした地域防災運営リーダーを、市として計画的に育成する仕組みを設けるべきではないか。
(7) 奥富地区における訓練の評価
a 奥富地区では、実践的でフルスペックな訓練が実施されたが、市としてこの訓練をどのように評価しているのか。
b この規模の訓練を市内全地区で同時に実施することは、現状の体制では困難であるが、危機管理課職員数に限りがある中で、どのように展開していく考えか。
(8) 安否確認体制とデジタル活用の再整理
a 昨年度は、安否確認率84%という成果が示されたが、自治会加入率が6割を下回る中、現行手法には限界がある。防災アプリ等のデジタル技術を活用した安否確認の仕組みについて、具体的な導入の方向性を改めて伺う。
(9) 今後の防災訓練と地域防災力強化の方向性
a 昨年度の評価と、今回明らかになった課題をどう結び付け、改善につなげていくのか。行事としての訓練から、人が育ち、仕組みが残り、次につながる訓練へと進化させるため、市としての明確な方針は。