令和7年3月 定例会(第1回)
令和7年3月10日 (一般質問)
千葉良秋 (健政会)
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1.ごみ処理基本計画
2.ごみ処理の現状と課題
1.ごみ処理基本計画
(1)基本理念
a.本市が「持続可能な循環型社会」を目指し、健全な市民生活環境の構築によ豊かで健康的な暮らしを実現するため市民・企業・行政が協働による取り組みるが必須要件であります。そのための基本理念をどのように制定していますか。
(2)基本方針
a.基本理念で示された循環型社会形成のために、3点の基本方針を推進してゆく、とのことですが具体的な取組み内容をお示しください。
(3)減量化・資源化の目標
a.基本方針において示された、ごみの減量化や資源化について、目標を示してください。
b.これまでの実績をお示しください。
2.ごみ処理の現状と課題
(1)ごみ排出量の推移と考察
a.平成27年から令和4年までの家庭系ごみの排出量の推移について、状況をふまえての考察と将来展望をお示しください。
b.平成27年から令和4年までの事業系ごみの排出量の推移について、状況をふまえての考察と将来展望をお示しください。
c.平成27年から令和4年までの資源ごみ集団回収量の推移について、状況をふまえての考察と将来展望をお示しください。
(2)リサイクル率と再生利用率
a.リサイクル率と再生利用率の違いについて説明をお願いします。
b.平成27年から令和4年までの推移の考察と将来展望をお示しください。
c.狭山市の現状は、国や県と比較した場合どのような位置にありますか。
d.さらなる向上が求められると思いますが、見解をお示しください。
(3)4Rの推進 リフューズ リデュース リユース リサイクル
a.費用の削減のみならず、資源の浪費を防ぐ有効な手段であると考えますが、その効果を発揮するための基本的考え方についてお示しください。
b.4Rを推進するうえで、特に具体的な取り組み例はありますか。
(4)ごみ処理費用
a.1日当たりのごみ処理量は何トンになりますか。また、分別やリサイクルは何トン行われていますか。
b.1トン当たりの処理費用はいくらかかりますか、また、分別やリサイクルの費用はどのように算定していますか。
c.現在、稲荷山環境センターでは3炉稼働していますが、それぞれの稼働率はどのような状況ですか。
d.稼働率を上げることで処理費用の削減につながるように思われますが現状はどのようになっていますか。
(5)ごみ処理施設の保守・更新
a.稲荷山環境センターは、平成26年度から平成30年度にかけて10年延命するための大規模改修を実施しました。改修できた箇所と改修できなかった箇所がありましたがその理由はどのようなことによりますか。
b.平成30年から10年の延命がなされていましたが、次の改修の際には全面的な規模又は設備の更新が予測されますが、その時期はいつになりますか。また計画の進捗はどのようになっていますか。
c.設備の更新には、多額の費用が発生すると思われますがコストを最小限に抑えるためにどのような検討をしていますか。
d.余熱利用の発電や、メンテナンス費用の削減など更新する設備によって生じるランニングコスト縮減効果をどのように見込んでいますか。
e.改修工事には、高額な予算が見込まれますが、国や県の補助を含め財源をどのようにうに考えていますか。
f.改修工事には、地元の理解が欠かせませんが、構想段階から丁寧な説明が重要であると思いますが、見解をお伺いします。
―――質問と答弁の要旨―――
◆基本理念と基本方針について
Q1 本市では「持続可能な循環型社会」を目指しごみ処理に関して基本理念を掲げるとともに、基本方針を制定し推進していく方針が示されているが、その具体的な取り組みは。
A1 マイバッグの持参、食品ロスの削減や資源物の分別の徹底、集団回収の啓発など、環境センターにおける適正な処理や民間処理事業者への資源物の売り払い処分などを実施している。
◆ごみの減量は処理費用削減の決め手
Q2 基本方針に基づき減量やリサイクルが推進されているが、その要因は。
A2 「廃棄物減量等推進員」による分別やごみの減量化の啓発のほか、「資源物集団回収促進事業」や「家庭系生ごみリサイクル事業」などの取り組みを通じて、ごみの減量化が順調に進捗しているものと捉えている。
◆稲荷山環境センター焼却施設の大規模改修
Q3 平成30年の大規模改修に続き、次の改修工事が令和11年から13年にかけて予定され、令和7年度予算では調査費用が計上された。この改修工事にあたり、建設コスト削減の検討やCO2排出削減のための排熱利用などをどのように検討しているのか。
A3 現在の焼却方式であるストーカ方式のほか、溶融方式やメタン発酵方式も含め基幹的設備を更新する案などを「敷地に係る制限」や「経済性」、「工事期間」や「二酸化炭素の排出量」などの面から総合的に検討を行った。