平成27年 9月 定例会(第3回)
平成27年9月8日 (一般質問)
猪股嘉直 (日本共産党)
1.第4次狭山市総合計画
1.第4次狭山市総合計画
(1)平和意識の高揚
【1】「総合計画」の「平和意識の高揚」の項目に関しての市長の考えは?
【2】平和首長会議への継続参加の意向は?
【3】同会議が進めている「核兵器禁止条約」の交渉開始等を求める市民署名についての意向は?
【4】狭山市平和都市宣言の市内掲示を継続的に行うことができるようにするための方法は?
【5】8月6日、9日、15日の市民一斉の黙祷の呼びかけについての考えは?
【6】中学生の広島平和記念式典への参加方針は?
【7】図書館での平和資料コーナーの常設化についての考えは?
(2)環境保全と農業の活性化
【1】特定外来生物等から市民生活を守るためには?
【2】生態系を保全するための特定外来生物等の駆除についての考え方は?
【3】特定外来生物等から農業を守るための施策は?
(3)都市機能の向上
【1】狭山市北部地域の地域コミュニティ機能についての方針は?
-----質問と答弁の要旨-----
◆平和に関する啓発活動
Q1 平和宣言都市を三角塔などで通年掲示しては。
A1 各公民館や本庁舎エントランスホールなどへの壁面掲示に加え、毎年8月に本庁舎入り口の懸垂幕などへ掲揚しているが、通年掲揚できるか検討していく。
Q2 図書館に平和コーナーの常設と市民の持つ戦争資料の研究についての考えは。
A2 中央図書館は毎年8月に平和関連資料の展示を特集本コーナーで実施しているが、ほかの月もテーマ展示を行っているので、平和資料コーナーのみの常設化は困難。図書の配架スペースの一部を平和関連の常設コーナーにするのも、多様な利用者のニーズにこたえるためには難しい。8月以外で平和資料の問い合わせがある場合は、レファレンスサービス(資料を探す手伝い)の中で丁寧に対応していく。
市民の保管する資料は、編集の必要、所有者の同意、さらには個人情報への配慮などが求められるので、これらを検証する中で活用を検討したいと考えている。
◆特定外来生物以外の生物への対策
Q3 ハクビシンによる生活への被害、農作物被害の実態と対策は。
A3 住宅の屋根裏への侵入による騒音やふん尿被害、家庭菜園でつくられたトウモロコシやスイカなどの作物を食べられる被害が主なもので、25年度は51件、26年度は82件、27年度は8月末までに31件、電話や窓口での相談に対応している。相談を受けた際には必要により現地確認を行い、相談者に対応策を知らせるなど被害の拡大防止に努めている。
捕獲は、特定外来生物に指定されているアライグマとは異なり、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律などに基づき、有害鳥獣として市が捕獲を許可している。また、生態や被害を未然に防ぐための対策を、ホームページなどで広く市民に周知していく。生態系への影響や市民生活への被害拡大も懸念されるので広域的な防除が有効なため、今後の被害の状況などを踏まえ、埼玉県へ防除計画の策定などを要望していきたい。
◆狭山市北部地域にコミュニティ施設の建設を
Q4 建設には種地の確保が必要。例えば榎市営住宅移転後の跡地を売却せず、広瀬公民館と併せて活用するなど検討を。
A4 まちづくりの観点から他地域と併せ総合的に検討していくべき課題と認識しているので、今後、総合計画の具体化や都市計画のプランニングの中で協議していきたい。