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一般質問要旨

会議名

平成27年  9月 定例会(第3回)

質問日

平成27年9月9日 (一般質問)

議員名

笹本英輔 (創政会)

通告内容

1.青少年育成
2.防災・減災

質問要旨

1.青少年育成
(1)学力の向上
【1】市内小中学生の学力の現況をどのように把握していますか?
【2】市内中学生が放課後に学習の機会を増加させることについて、ニーズはどれくらいありますか?
【3】市長公約にある、仮称「放課後ナイトスクール」の構想・目的は?
【4】民間活力の活用・連携について、現在活動中の団体を含め、どのようにお考えですか?
【5】実施に向けた人材確保と課題をどのように考えていますか?

2.防災・減災
(1)消防団
【1】狭山市消防団60周年の節目に募集された「女性消防団」の活動内容は?
【2】近隣市で結成されている女性消防団の状況は?
【3】市内分団の資機材置場(消防小屋)の安全性の状況は?

-----質問と答弁の要旨-----

◆楽観視できない、児童生徒の現状
Q1 狭山市内の児童生徒の学力の状況は。
A1 19年度から実施している全国の学力・学習状況調査では、27年度は小学6年生と中学3年生とも全国の平均を下回る結果となり、特に小学6年生の結果が、全国の平均に比べて厳しい結果となった。

Q2 家庭学習が十分でないとお考えになる根拠は。
A2 27年の全国学力・学習状況調査のアンケートの結果では、「学校の授業時間以外に1日当たりどれくらいの時間勉強するか」との問いに、1時間以上と回答した小学6年の割合は県と全国の平均を上回っているが、中学3年の割合は下回っている。県の学力・学習状況調査のアンケートでも同じ問いがあり、小学6年と中学1年は県平均を上回っているが、小学4年、5年と中学2年と3年の平均は下回っている。家庭学習の時間が増えると、学力も高まるという調査結果も出ていることから、狭山市の現状を踏まえ、今後も家庭学習を習慣づけ、学習内容を確実に定着させていく取り組みを推進していく。

Q3 学力テストなどで今後も目標値は平均であるのか。
A3 まずはそれぞれの平均値を目標に、さらにはこれを上回るように取り組んでいきたい。

◆放課後ナイトスクールの検討状況
Q4 放課後学習の機会に対する、中学生のニーズは。
A4 教育委員会が市内の全中学生を対象に行ったアンケートの結果では、「中学校で平日の夜間や土・日曜日に補修学習が行われるとしたら、受講したいか」との問いに、回答した中学生のうち43.7%が受けたいと回答しており、学校によっては50%を超えていた。この結果を見ると放課後の学習のニーズは十分にあると受けとめている。

Q5 放課後ナイトスクールの内容は。
A5 まず中学生対象に開設。全中学校区で地域の人材を活用し、土曜や長期休業日などに補習中心の学習機会を提供するよう、28年4月実施を目途に準備する。この取り組みのアピールは、若い世代の増加にもつながると考える。

Q6 今年度の子どもたちのためにも、年度内に放課後学習支援の実施が必要と考えるが、ご見解は。
A6 スクールの開校日時、教科と学習方法、学習を支援する人材の確保、運営のあり方などを今後具体的に詰めていく必要があり、特に人材の確保には時間を要することから、年度内の実施は難しい。

Q7 民間活力の活用・連携のお考えは。
A7 民間、市民の力を借りることが必要と考え、狭山市民大学、学校支援ボランティアセンター、青年会議所、市内の大学などの協力を得て人材の派遣を受け、教員のOBを活用することも必要と考えている。

◆「学力日本一のまち、狭山」の目標に向かって
Q8 目標「学力日本一」に向けた、市長の決意は。
A8 教育を通じ、子どもたちに夢と可能性をぜひ実現をしてもらいたい。学力日本一という大きな目標を掲げ、学力のみならず生活習慣や地域のかかわりなども踏まえて、日本一の教育環境づくりを目指していきたい。

◆発足した女性消防団員に期待!
Q9 女性消防団員に期待される活動内容は。
A9 火災予防の広報活動をはじめ、応急手当の普及啓発活動、各種訓練や消防団行事への参加を中心に、大規模災害発生時の情報収集などの支援活動に従事すること。

Q10 近隣市の女性消防団員の結成・活動状況は。 
A10 27年3月末現在の県内63市町村では、当市を含め15の市町が未結成だったが、本年度、鶴ヶ島市、入間市、狭山市が結成するので、未結成の自治体は12市町となる予定。

Q11 消防小屋の改修計画の進捗は。
A11 近年の財政状況などから、改修計画に基づく事業は遅延している状況。今後も消防団と連携を図りながら改修計画の見直しを進め、事業の実現に努める。

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