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一般質問要旨

会議名

平成27年  9月 定例会(第3回)

質問日

平成27年9月8日 (一般質問)

議員名

高橋ブラクソン久美子 (無所属)

通告内容

1.防災
2.高齢者施策
3.医療
4.市長公約

質問要旨

1.防災
(1)水害
【1】現地災害対策本部の設置の判断をどうするのか。先の集中豪雨において入曽地区に現地災害対策本部を設置しなかったのはどうしてだったのか。
【2】先の集中豪雨においては、現地災害対策本部と役所の関係各課、教育委員会との連絡体制はどうだったのか。現地災害対策本部の電話の確保はどうしたか。現地災害対策本部の情報をどう生かしたのか。
【3】先の集中豪雨の反省事項とその改善をどうしたか。
【4】水害や急傾斜地の崩落に備えた訓練を必要な地区で行なうべきではないか。例えば、入曽や水富、奥富地区など。
【5】エリアメールの後、市の市民への対応と、市民はどう対応すればよかったのか。
(2)障がい者
【1】防災拠点スペースの設置の目的は何か。災害時の運用はどのようになるのか。
【2】障がい者や障がい者の家族は災害時にどのように防災拠点スペースを活用できるのか。
【3】災害時において防災拠点スペースを市はどのようにサポートするのか。水や食料の確保、医薬品の供給などはどうするのか。

2.高齢者施策
(1)住まい
【1】だれでも、狭山市で最期を迎えることのできるような住居を確保するべきと考える。生活保護者、低所得者、無年金高齢者の市内での住まいを確保するための検討はどうなっているか。
(2)暮らし
【1】一人でも暮らしていける狭山市の介護サービスにはどのようなものがあるか。今後の需要とサービスの供給に関しての考えはどうか。
【2】一人でも暮していける狭山市の在宅医療サービスにはどのようなものがあるか。今後の需要とサービスの供給に関しての考えはどうか。
【3】各施設でのターミナルケア(看取り)、ホスピスなどの狭山市の状況はどうか。

3.医療
(1)体制
【1】慢性病、リハビリテーション病院など医療施設の充実に対しての今後の見通しはどうか。
【2】埼玉石心会病院の全貌はどのようになるのか。現在ある病院のその後の利用はどのようになるのか。

4.市長公約
(1)環境政策
【1】公約には環境関係が入っていなかった。「緑と健康で豊かな文化都市」をやめてしまうのか。環境先進市の看板を外すのか。
(2)雇用
【1】子育て世帯と祖父母世帯の近居を促すには、誘致した企業や今ある企業が狭山市民、特に若者を雇用してもらわないとできにくい。市長自ら狭山市の企業すべてに赴き、できれば社長に会い、狭山市民の雇用増進を要望してきてほしいが如何か。

-----質問と答弁の要旨-----

◆集中豪雨での被害から市民を守る。
Q1 水害や急傾斜地の崩落に備えた訓練を必要な地区で行うべきではないか。
A1 総合防災訓練は地震を想定しているが、安否確認や避難所開設運営訓練などは地震以外の災害にも共通している。当市の災害は豪雨や台風が多く、土砂災害の危険箇所や浸水想定区域など、地域の特性に応じた訓練も必要と考えるので、見直し作業中の地域防災計画に位置づけ、訓練の方法などを検討していく。

Q2 エリアメール(緊急速報メール)の後、市民はどう対応すればよいか。
A2 気象情報に注意し、立ち退き避難の必要性を判断して行動することが望ましい。

Q3 障がい者や家族は、災害時どのように防災拠点スペース(障がい者用避難所)を活用できるか。
A3 一次避難所へ避難した知的や発達障害者などのうち、自治会や学校関係者で組織する避難所運営委員会が、避難所生活が難しいと判断したかたと家族に、二次避難所として活用してもらう。併せて、障害の特性に応じたより適切な支援を行う。

◆一人暮らしでも最期まで狭山市で暮らしたい。
Q4 一人でも暮らしていける狭山市の在宅介護・在宅医療サービスにはどのようなものがあるか。今後の需要とサービスの供給に関しての考えはどうか。
A4 訪問介護や訪問看護をはじめ、地域密着型サービスとして医療ニーズが高く、排泄や服薬などで1日複数回の介助が必要なかたや、訪問看護が必要なかたの在宅生活を支える定期巡回随時対応型訪問介護看護、通いを中心に泊まりや訪問の3つのサービスを組み合わせて提供する小規模多機能型居宅介護など、利用者の状態に応じたサービスを提供している。今後も要援護高齢者等実態把握調査などにより、増加する高齢者の多様なニーズを把握し、次期の計画の中に必要となる介護保険サービス等の整備を位置づけていく。在宅医療サービスには、訪問診療、在宅歯科診療、在宅看護のほか、薬剤師等の医療関係者による定期的な自宅の訪問など、計画的、継続的な医学管理および経過診療を行うもので、今後、高齢者人口の増加とともに在宅医療と介護が連携したサービスの必要性が高まると認識している。狭山市医師会のご協力により(仮称)在宅医療介護連携支援センターを年度内に開設することで調整しており、利用者の生活、身体状況に応じた在宅医療と介護の連携をサポートする新たなサービス体制を整備する予定である。

Q5 各施設でのターミナルケア(看取り)、ホスピスなどの狭山市の状況はどうか。
A5 特別養護老人ホームや認知症対応型共同生活介護、いわゆるグループホームをはじめ一部介護つき有料老人ホーム等においても、本人や家族の希望に応じて実施している。ホスピスは、県内で緩和ケア病棟を持つ医療機関はまだ10カ所にとどまっているが、市ではそのうち一つが入院病床のうち8床を適用させているほか、訪問診療でも終末期を迎える患者の緩和ケア体制を整えている。

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