平成28年 9月 定例会(第3回)
平成28年9月8日 (一般質問)
土方隆司 (新政みらい)
1.教育
1.教育
(1)小・中学校の規模と配置の適正化に関する基本方針
【1】小・中学校の規模と配置について
・児童生徒数の推移は?
・小・中学校数の推移は?
・小・中学校数の変化に伴う予算の推移は?
【2】教育環境の整備
・学校教育の充実はどのように図られるのか?
・学校施設の充実はどのように図られるのか?
・跡地はどのように活用されるのか?
【3】今後について
・どのように適正化を図っていくか?
・どのように事務が進められていくのか?
(2)教育振興基本計画
【1】これまでの総括について
・計画による成果は?
・浮き彫りになった課題は?
【2】今後の計画について
・新たに策定される計画の特徴は?
―――質問と答弁の要旨―――
◆統廃合の効果と教育
Q1 教育環境の充実を図る統廃合だが、これまで、教育予算によりどのような充実が図られたか。
A1 全小学校に英語活動支援員を配置し、英語活動の充実を図り、大型液晶テレビやデジタル教科書を活用してICT活用能力の育成を図った。また、さやまっ子緊急メールの運用により、災害時の連絡体制強化を図った。28年度からは、学力育成のため、中学生学習支援事業をスタートさせた。
Q2 地区ごとの生徒数の不均衡、通学距離、広域的視点などを踏まえ、市全体として統廃合を見直す必要があると思うが、教育委員会の見解は。
A2 方針の見直しは、市全体の視点で生徒数や通学距離に配慮した検討を行う。
Q3 これまでの成果と課題、新たな計画の特徴は。
A3 学校教育の分野での成果は、英語に興味、関心の高い児童の割合が上昇、学校施設の耐震補強と堀兼学校給食センターの更新、学校支援ボランティアの登録者数や派遣人数の増加、学童保育室の整備などが挙げられる。
生涯学習では、生涯学習情報コーナーの設置や、市民交流促進総合ポータルサイト「さやまルシェ」内に生涯学習、社会教育の情報発信のページを開設した。学校教育の課題は、変化の著しい社会を生き抜いていく力を子どもたちに確実に身につけさせる取り組みの推進、生涯学習では、地域社会を支えていく人材育成や、生きがいに満ちた心豊かな生活実現のための取り組みの推進が挙げられる。第2では、狭山市の教育理念を見直し、「夢をかなえ、人をつくる狭山の教育」とし、子どもから大人まで誰もが自己の能力や可能性を高め、みずからの力で人生を切り開き、夢の実現を目指し、また、公共の精神を持ち、他者と協働して社会に貢献できる人材の育成が図られる教育の実現を目指すこととした。
Q4 統廃合による効果は。
A4 児童生徒数が増え、交友関係が広がり、お互いに切磋琢磨しようとする意欲が高まり、人間関係の大切さや集団としてのルールを学ぶことができるようになったこと。教員数が増え、顧問を務める部活動の数も増やすことができ、生徒の希望に応えることができたこと。部員数がふえたことで部活動が活性化されたことである。
Q5 子ども達に夢を見つけさせるためにどのような教育に取り組んでいくか。
A5 子どもたちが自信を持ち、将来に期待を持てるような気持ちを持たせることが先決である。そのためには、子どもの好奇心を大切にすることや、子どもの能力に限界をつくらないことなどが大切であり、子どもの可能性を引き出す教育を推進していく。また、スポーツ選手や地域で活躍する人の講演会の開催や、社会人を講師に招いてのワークショップや職業体験学習などのキャリア教育を充実させ、子どもたちが夢を見つける機会の提供を推進していく。
Q6 新たな教育長として、新たな計画をどのように推進していくか。
A6 第2次狭山市教育振興基本計画の基本理念のもとに、学校や家庭、地域、関係機関、さらに埼玉県教育委員会と相互に連携し、計画に位置づけた施策を着実に推進していきたい。また、本計画を幼稚園、学校、家庭、地域に広く周知して、計画の進捗状況を定期的に評価していきたい。これらを通じて、郷土狭山を愛する心を持って、自己の未来を切り開いていける児童生徒の育成に全力で取り組んでいきたい。
Q7 市長であると同時に、私と同じく父である市長に新たな計画推進のうえでの所信を伺いたい。
A7 さやまっ子が変化の激しい社会を生きる力をつけ、希望を持ち、夢を抱ける教育環境を整え、郷土狭山を愛し、豊かな人間性と創造性を持つ人材育成が教育の使命であり、第2次狭山市教育振興基本計画の推進に鋭意取り組む。