平成28年 9月 定例会(第3回)
平成28年9月8日 (一般質問)
千葉良秋 (創政会)
1.教育の充実
2.医療の充実
1.教育の充実
(1)次期学習指導要領改訂への対応
【1】平成30年から次期学習指導要領が改訂・実施される予定だが、情報の収集、教員の指導力向上の取り組みは。
【2】第2次狭山市教育振興基本計画にどのように反映されているか。
(2)中学生学習支援事業
【1】確かな学力の定着を図ることを目的として支援事業を推進していると思うが参加している生徒の学力定着をどのように把握しているか。
【2】支援事業に参加していない生徒の割合及び、参加を促す取り組みはどのように行われているか。
【3】支援事業を効果的に推進する為のPDCAサイクルに基づく計画・実行・評価・改善が策定されているか。
2.医療の充実
(1)病院と行政の連携
【1】地域中核病院との連携による地域医療の充実及び周辺地域整備の推進をどのように考えているか。
(2)医療費の抑制・無駄の排除
【1】超高齢社会へ向かう状況に於いて継続的に増大する医療費を抑え財政の負担を軽減するための施策はどのように行われているか。
(3)医療と介護の連携
【1】救急医療から在宅医療へ至るまでの介護支援を含めた一連の流れとしての連携はどう行われているか。
―――質問と答弁の要旨―――
◆次期学習指導要領への対応
Q1 平成30年から実施される次期学習指導要領では、従来の学習方法から一歩踏み込み「アクティブラーニング(能動的学習)」を授業に取り入れるとあるが、具体的な取り組みは。
A1 アクティブラーニングが十分な効果を上げられよう、児童生徒が意欲を持ってより主体的に学べる指導方法を収集し、日常の授業に生かしていく。県主催の研修に教員を参加させ、市の授業研究会を開催して、アクティブラーニングの効果を高める指導方法を広める。
◆確かな学力の定着
Q2 家庭学習の習慣化を図り、確かな学力の定着を実現するためのPDCAサイクルに基づく評価と改善は、どのように行われているか。
A2 参加生徒を対象に、家庭学習の習慣化や家庭学習時間のアンケート調査を実施した。PDCAサイクルの活用では、このアンケート調査を今後も継続的に実施し、結果の分析や、成果を検証して、次年度への工夫、改善に取り組んでいく。
◆地域中核病院との連携
Q3 地域医療の充実と病院周辺の整備は医療の安心と地域活性化に繋がると思うが、どのように取り組んでいるか。
A3 地域中核病院との連携は、掛かりつけ医が入院や高度でかつ専門的な検査が必要と判断した患者を、複数の診療科や高度な医療機器を備える地域中核病院が受け入れ、そこでの治療が終了し、症状が安定した後の診療を、再び掛かりつけ医が行っていく連携の仕組みが、既に構築されており、地域中核病院では、高度な医療機器を利用したオープン検査や、医療従事者のための実務研修を実施するなど、地域の医療体制の支援も行っている。地域中核病院と市内の医療機関とは連携が図られているところだが、さらに連携することで、安心して医療が受けられる体制づくりを狭山市医師会にお願いする。地域中核病院の立地に伴う周辺開発は、病院側が道路の拡幅工事を実施して、市民会館交差点に定周期式信号機が設置され、バス停留所の移設に係る協議を行い、関係機関と調整を図りながら整備が行われてきている。今後、地域中核病院の開設を踏まえて、交通導線の状況を見定めながら、さらに地域中核病院の動向も注視しながら、適切に対応していきたい。
◆医療と介護の連携
Q4 救急医療から在宅医療へ至るまでの介護支援を含めた一連の円滑な流れをどのように行うのか。
A4 医療と介護の連携は、地域包括ケアシステムの構築を進める中で、昨年10月には狭山市医師会立在宅医療支援センターが開設され、ここでは往診医と患者を登録し、一元管理するとともに、一時的入院に対応する在宅医療支援ベッドの割り当ての調整等を行うほか、市民の相談も受け付けている。今後は、同センターを介護保険事業の一つである在宅医療介護連携推進事業の拠点として位置づけ、住みなれた自宅で安心して医療と介護が受けられるよう、支援の充実を図っていく。