平成29年 3月 定例会(第1回)
平成29年3月10日 (一般質問)
笹本英輔 (創政会)
1.学校教育
1.学校教育
(1)キャリア教育
【1】狭山市における「キャリア教育」の定義とはどのようなものですか。
【2】キャリア教育の具体的な取り組みや実績はどのようなものですか。
【3】キャリア教育の成果をどのように検証していますか。
【4】働く事の意義や意味について、どのように児童生徒に伝えていますか。
【5】狭山で仕事をすることについて、どのように児童生徒に伝えていますか。
【6】将来の夢を個別具体的に持たせることが向学心を育む事につながると考えられますが、見解は。
【7】地域の諸団体や教育機関と連携した取り組みへのお考えや実績は。
【8】子供達のストレス耐性を向上させる取り組みについてのお考えは。
【9】キャリア教育の充実によって期待される、理想的な児童生徒像とはどのようなものですか。
―――質問と答弁の要旨―――
Q1 地域の諸団体や教育機関と連携した取り組みへの考えや実績は。
A1 キャリア教育は郷土狭山市を基盤として実施することがより有効と考えており、各種団体や公民館などの社会教育機関、さらには各種行政機関と連携して、キャリア教育の機会や場の確保を図っていきたい。
Q2 将来の夢を個別具体的に持たせることが向学心を育む(はぐくむ)ことにつながると考えるが、見解は。
A2 夢を持ち、そのために今何をするのかということがキャリア教育の原点であり、具体的な夢を持つことができれば、その実現のために学習意欲が高まると確信している。
Q3 子ども達のストレス耐性を向上させる取り組みについての考えは。
A3 キャリア教育で育成すべき力の一つである自己理解、自己管理能力の具体例として、忍耐力やストレスマネジメント力の育成がうたわれているところであり、その指導に取り組んでいる。具体的には、我慢・発散・リラックスすることで、ストレスコントロールのスキルを学習している。
Q4 どのようなデータや記録から、学習の成果があったとの検証結果につなげていますか。
A4 例えば職業体験の後に生徒が作成する壁新聞の記述やあるいは学習発表会での感想などから検証を行っている。具体的には生徒の感想として、「毎日働いてくれている親の大変さが分かった」「親に感謝したい」「自分も日々の勉強を頑張って、今回働かせてもらった職場の人たちのように自分の夢をかなえたい」などの感想が見受けられ、これらを学習成果の検証に生かしている。
Q5 市内小中学校で共有している「キャリア教育の定義」の意味は。
A5 狭山市のキャリア教育の定義は、文部科学省の中央教育審議会の定義に準じ、一人ひとりの社会的、職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育と捉えている。
Q6 児童生徒に対し、狭山市で将来働くことについて、どのように伝達していますか。
A6 例えばキャリア教育の職業調べの授業では、さまざまな職業の特徴について調べてまとめる中で、将来職業を選択する際に、地元である狭山市で働く場合、どのような特徴を持つ業種や企業が狭山市にあるかを調べることなどを指導している。