平成29年 3月 定例会(第1回)
平成29年3月10日 (一般質問)
千葉良秋 (創政会)
1.観光の充実
1.観光の充実
(1)基本構想の構築
【1】第4次狭山市総合計画の基本構想における観光政策の位置づけはどのように構築されているか。
(2)前期基本計画の策定
【1】狭山市観光協会との連携を円滑・効果的に行うための施策をどう構築するか。
【2】基本構想に基づく計画をどのように推進してゆくのか。
・市内の観光資源をどのように捉え、拡充に向けた取り組みをどのように行っているか。
・市内の主要な観光資源について、入込観光客数と観光消費単価の拡充を図るための施策はどのように計画されているか。
・企業や農業者及び市民団体による活動で観光資源となるものについて、狭山の魅力発信・伝達に向けた取り組みに対する支援はどう行うのか。
・魅力ある観光ルートの設定について、どのような計画を基にルートを構成してゆくのか。
・見て楽しむ観光から、体験したり参加したりという観光へ変化している状況へ対応するための計画はどのように行われているか。
・貸切バスの運行や茶の花号循環運行というような観光客の交通手段の提供や狭山を発着する観光バスの停留所及び観光道路の整備をどのように考えているか。
・インターネット、SNS、ARマップ、テレビ、ラジオ等多様な集客媒体がある中、効果的なPRをどのように計画しているか。
(3)世界規模の大会と連携
【1】2020東京オリンピックやラグビーワールドカップ2019といった世界的な規模の大会は、観光資源としての価値が大きいだけでなく、選手・スタッフ・来場者の輸送ルートとなる道路や電車・バスの主要な拠点施設等におけるインフラ整備の契機となるなど多様な経済効果をもたらすと思うが、どのように連携してゆくのか。
(4)施策の成果検証と今後の課題
【1】施策の成果を検証することにより観光資源のさらなる効果的活用が促進される。入込観光客の特性を基本的なデータとして把握することが将来の狭山市観光立地を優位に導くことになると考えるがどのように収集・分析を行い活用してゆくのか、また観光消費額増大の課題解決に向けた取り組みは。
―――質問と答弁の要旨―――
Q1 第4次狭山市総合計画において、観光の位置づけをどのように考え、主要な観光資源について、入り込み観光客と観光消費単価の拡充をどのように行うのか。
A1 前期基本計画に、市の地域資源を活用した観光の推進を掲げている。入り込み客や観光消費は、にぎわいを創出する観光拠点の整備や回遊性を重視した観光ルートの設定、情報発信の強化などを通じて拡充が図られると考え、まずは、現在整備を進めている入間川河川敷を拠点とした新たな事業展開を検討したい。
Q2 農業や工業において、子ども達が興味を覚えるような体験・実践は、将来の仕事感に好影響をもたらすが、どのように取り組むのか。
A2 工業や農業は、当市の貴重な観光資源になると認識しており、見る観光から体験する観光へとニーズが多様化する中、狭山らしさを体験できる工業や農業の観光資源について、その掘り起こしや利活用を検討したい。
Q3 所管を横断した取り組みや観光協会の事業へ参画することは必要不可欠であるが、横断的組織が継続的に観光事業に関わるための施策をどのように行うのか。
A3 豊かな自然や歴史遺産、伝統行事はもとより優れた技術を持つ物づくり企業、狭山茶を初めとする農産物や体験型の農業、市民団体による趣向を凝らしたイベントなど、あらゆるものが観光資源となり得るものと認識しており、観光振興に対する連携を強化するとともに、市が目指す観光の方向性を観光協会と共有し、その事業への積極的な参画を図ることで、当市の観光振興につなげたい。