平成29年 6月 定例会(第2回)
平成29年6月16日 (一般質問)
土方隆司 (新政みらい)
1.スポーツ
1.スポーツ
(1)スポーツ推進
【1】意義と効果
・スポーツを推進することの意義をどのように捉えているか。
・スポーツを推進することによる効果をどのように捉えているか。
【2】支援・育成
・地元企業やチーム、選手への支援に対する見解と取り組みは。
・選手の育成に対する見解と取り組みは。
・指導者の確保と指導力の向上に対する見解と取り組みは。
【3】「観る」スポーツ推進
・大会やイベント、アスリートを招致・誘致・招へいすることへの見解と取り組みは。
【4】施設
・施設の充実に対する見解と取り組みは。
【5】課題と今後の取り組み
・現状の課題をどのように捉えているか。
・スポーツを推進していくための今後の取り組みは。
―――質問と答弁の要旨―――
◆スポーツを通して豊かな人間形成を
Q1 多くの課題を抱える日本の現代社会において、年齢、体力、目的に応じてスポーツに親しむことは元気に生活していくうえで大きな意義を持っていると考えるが、スポーツを推進していくことの意義をどのように捉えているか。
A1 スポーツは、健康や体力の維持増進、生きがいづくりや仲間づくり、地域の活性化などその意義が認められており、スポーツの果たす役割は大変大きいものと認識している。
Q2 スポーツには、体力の向上、ストレス解消、生活習慣病予防のほかにも夢や感動を共有することによるコミュニティの形成、人・物・金の流れを生み出す経済効果などがあると考えるが、スポーツを推進することによる効果をどのように捉えているのか。
A2 健康、体力づくり、青少年の健全育成などに加え、人々に夢や感動、勇気を与えるとともに、地域経済の活性化に寄与するものと考えている。
Q3 スポーツによる効果を最大限狭山市に反映させるためには、地元企業を含む地元にゆかりのあるチームや選手に活躍してもらうことが効果的であると考えるが、地元企業やチーム、選手への支援に対する見解と取り組みはどのようなものか。
A3 地元企業やチーム、選手が活躍することは、本市のイメージアップにも貢献していると認識していることから、広報紙や公式ホームページなどを通じて、積極的に情報発信することで、市民が身近にその存在を感じ取り、積極的に応援しようとする環境づくりにも取り組んでいる。
Q4 スポーツ選手が第一線で活躍するには年齢という大きな壁が立ちはだかることから、スポーツによる文化とその有益性を継続していくためには、後に続く選手の育成と選手を育てる指導者の確保が必要であると考えるが、それらに対する取り組みはどのようなものか。
A4 優秀なアスリートを発掘し育成するため、ジュニア世代の競技人口の拡大を図るとともに、県の彩の国プラチナキッズ発掘育成事業と連携して、市内の小学生の可能性を広げる事業に取り組むなどしている。指導者については、質の高い指導者の育成確保が重要であると考えており、市内の企業や大学等とも連携し、トップレベルのコーチングや指導方法を学ぶ機会の充実を図っている。
Q5 スポーツ大会の誘致や開催、トップアスリートの招へいには、経済効果や競技に取り組む青少年の育成にも大きな効果があると考えるが、大会やイベント、アスリートを招致・誘致・招へいすることへの見解と取り組みはどのようなものか。
A5 競技スポーツを直接見て、魅力を実感できるような取り組みが必要であると認識していることから、トップアスリートが参加する魅力あるスポーツ大会の誘致や開催、さらにはトップアスリートの招聘に取り組みたい。
Q6 スポーツ振興のためには身近に気軽にスポーツに親しめる環境づくりが重要と考えるが、総合体育館の空調や床の整備、武道の新たな拠点づくり、新たな屋外スポーツ施設の整備など狭山市のスポーツ施設の将来像をどのように描いているか。
A6 今後も既存施設の活用が主となるが、企業や大学などが保有する施設の市民への開放を促進するとともに、既存施設の修繕や改修を適宜行い、利用の拡大が図られるよう取り組んでまいりたい。
Q7 時代の変化とともに行政課題やニーズは変化するものであるが、子ども達に豊かな未来を示していくことは、いつの時代も変わらないものである。子ども達の未来を築くことが狭山市の未来を築いていくことに等しいと考えるが、スポーツによる効果を踏まえスポーツ推進にかける市長の所信は。
A7 スポーツは、体力の向上や生活習慣病の予防、心身のリフレッシュなど、心と体の健康に大きな役割を果たしている。また、ジュニア期からスポーツに親しむことは、フェアプレー精神や豊かな人間性の醸成につながり、スポーツを通じて築かれた人間関係は一生の宝になると考えている。スポーツ振興に、より一層取り組み、誰もが気軽にスポーツを楽しむ環境を整備するとともに、リオオリンピック近代五種日本代表選手として活躍した、本市出身の朝長なつ美選手のような、世界の大舞台で活躍できるトップアスリートが、さやまっ子の中から一人でも多く輩出されるよう、各種団体の協力を得ながら、競技スポーツの振興を図ってまいりたい。