平成29年 9月 定例会(第3回)
平成29年9月21日 (一般質問)
高橋ブラクソン久美子 (無所属)
1.平成30年度予算編成方針
2.職員の転落自死
3.情報政策
4.文化政策
5.防災・自衛
1.平成30年度予算編成方針
(1)まち・ひと・しごと創生総合戦略
【1】基本目標2:若い世代の転出の防止や転入のためにどのような予算編成方針を考えているのか。
【2】基本目標3:合計特殊出生率の現状、並びに、これを上げるための重要行政評価指数に達するために、どのような予算編成方針を考えているのか。
【3】基本目標4:若い世代に負担を強いるような、給食費の値上げや下水道料金の値上げが検討されている。住みにくくなれば若い世代の流出が心配である。本市に住み続けたいと思う人の割合を増やすために、どのような予算編成方針を
考えているのか。
(2)投資的経費
【1】投資をしないまちは廃れて行く。まちを生かすには賢い投資が必要である。どこにどのように重点的な投資をする事を方針とするのか。
(3)経費削減
【1】目の前の経費削減だけを考えると、長期的には損をする事がある。どのような点を重点的に経費の削減対象とするのか。
(4)魅力へ配慮
【1】緊縮財政で狭山市は楽しくなくなっている気がする。ワクワクどきどきするよ
うなイベントや施策への配慮をどうするのか。
2.職員の転落自死
(1)第三者機関での検証
【1】第三者として誰を選び、どのような方法で検証し、どのような報告を得たいと考えているのか。
【2】検証は始まっていないが、職員の心のケアにもなるので、できる限り早くに調査し、組織として反省すべき点を明らかにすべきだが、いつまでに行うのか。
3.情報政策
(1)情報政策官
【1】情報政策官の対応は、情報政策課が多く関わっていたが、課全体としてどう関わったのか。
【2】情報政策官の助言等に対して、どのような組織対応をしてきたのか。
【3】助言の質も高く、量も多い情報政策官に対して、専任の秘書的なチームが必要なのではないか。
4.文化政策
(1)収集
【1】狭山市出身、在住の文化人・美術家の作品などが散逸しないように、買い上げてはどうか。
(2)特色ある文化の香りあるまちづくり
【1】入曽駅前開発や入間中学校跡地には、有名な方の大きな彫塑などを狭山市のシンボルとして設置してはどうか。さりげなく美しいものを置くのも良いかと思うが、どうか。
【2】狭山市出身の建築家の作品を最低でも1館建てるべきだと思う。市の品格を高めるために、入曽地区地域交流施設(仮称)建設や入曽駅前開発に際し、どこにもないような洒落た芸術性の高い建物を、費用が多少かかっても設計をお願い
しては、いかがか。
5.防災・自衛
(1)水防
【1】入曽駅周辺開発や入曽地区地域交流施設(仮称)建設に関して、洪水対策として大きな浸透槽・貯水槽などを導入すべきだが、設置の可能性はいかがか。
(2)有事
【1】入曽駅前周辺は、基地に近い場所であるから、建物の建設に際しては、地下室等に、武力攻撃を想定した避難所を設置する事を防衛省と折衝してはいかがか。
【2】放射能対応のシェルターを防災倉庫の代わりに設置をする事を防衛省と相談してはいかがか。
―――質問と答弁の要旨―――
◆文化政策
Q1 狭山市出身、在住の文化人・美術家の作品などが散逸しないように、買い上げては。
A1 狭山市にゆかりのある芸術家や文化人の作品に、身近に触れ親しむことのできる機会や場を設けることは、市民の地域に対する愛着心や誇りを醸成することにもつながると考えている。こうしたことから、現在、狭山市ゆかりの文化人の作品取得を検討している。
Q2 入曽駅前や入間中学校跡地に、有名な方の大きな彫塑などを設置し、狭山市のシンボルとしてはどうか。
A2 入曽駅前開発や入間中学校跡地の活用を進める上での提案の一つとして受けとめたい。
Q3 狭山市出身の著名な建築家の作品を市内に1館は建てるべき。市の品格を高めるために、入曽地区地域交流施設(仮称)や入曽駅の駅舎の設計を依頼してはどうか。
A3 入曽地区地域交流施設(仮称)は、既に設計業者が決定し、整備推進委員会の意見などを聞きながら設計を進めている。入曽駅の駅舎の設計は、前開発は、提案の一つとして受けとめたい。
◆平成30年度予算方針
Q4 まち・ひと・しごと創生総合戦略への方針は。
A4 狭山市まち・ひと・しごと創生総合戦略の計画期間が平成31年度までとなっていることから、30年度の予算編成方針は、基本目標の達成に向け、よりスピード感を持って、計画に位置づけている施策の推進が図られるように取り組んでいく。
Q5 投資的経費に対する方針は。
A5 現在、30年度から3か年の実施計画の策定に取りかかっており、将来的な財政予測も考慮しながら、重点的に投資すべき事業の見きわめを行っている。特に、公共投資の必要性は十分に認識しており、可能な限り、投資財源の確保を図りたいと考えている。また、安全性や利便性を重視した都市機能の向上を図るための事業などに積極的に投資していきたいと考えている。
Q6 経費削減に対する方針は。
A6 事務事業の廃止や縮小などで経費の節減を図ってきたが、今後も、本当に必要なものか、今すぐやる必要があるものか、市がやるべきものか、費用対効果はどうかなど行政経営的な面からも十分精査し、事務事業の見直しを行い、これを経費の節減につなげていきたい。
Q7 魅力への配慮への方針。
A7 今、狭山市ではシティプロモーションに本格的に取り組み、市の魅力を発掘し、これに磨きをかけて、市内外へ積極的にアピールし、これにより狭山市の関心を高め、市外から多くの人を狭山市へ呼び込むとともに、市民にとっても、自分の住む市の魅力を再認識し、市に対する誇りやプライドをはぐくもうとしているところである。
◆情報政策官
Q8 情報政策官の助言等に対し、どのような組織対応をしてきたのですか。
A8 情報政策官からの助言などは情報通信技術に関連する助言や指導が中心であることから、専門的な知識や技術を有する情報政策課が窓口となって対応や調整などを行っている。個々のシステムなどの見直しを行う場合には、情報政策課の担当職員とともに関係課の職員も加わって必要な作業などを実施しており、こうしたことを通じて、情報化に関する職員のスキルアップを図っている。