平成30年 6月 定例会(第2回)
平成30年6月19日 (一般質問)
千葉良秋 (創政会)
1.シティプロモーション
1.シティプロモーション
(1)シティプロモーションの基本的な考え方
【1】シティプロモーションの重要性は少子高齢化や人口減少の加速的進行により一層顕在化している。自治体間競争に勝ち残るためにはあらゆる企業や、団体、また個人から選ばれる自治体になる必要があると考えるが、地域再生、観光振興、住民協働など多様な概念が含まれるシティプロモーションの意義と役割を
どのように捉えているか。
(2)所管ごとの推進のための意識付けをどう行っているか
【1】シティプロモーションは所管を横断した取り組みが求められ、全庁を挙げて取り組むべき課題であるが、市民が暮らしやすく魅力があるまちと感じ、ひいては郷土愛の醸成につながる市民意識について、各課はシティプロモーションの考えに沿った業務の遂行が不可欠であると考える。シティプロモーション推進室を中心とした各所管の連携構築並びに意識の高揚をどのように行っていくのか。
(3)民間企業・大学・専門学校との連携・協働
【1】民間の資金や営業戦略を活用したり大学や専門学校などの知識・先進技術の活用は、自治体が不得意とする営業的要素や先端技術の応用を補完する有意義なこころみと考えられるが取り組みの状況はどうか。
(4)各種団体との協働
【1】シビックプライド・郷土愛の醸成には、市民一人一人が主体的にシティプロモーションに関わることが重要であり、将来のまちづくりのビジョンを行政と共有することでさらなる魅力と活力が創造され「もっといいまちにしていこう」という機運が沸きおこると考えるがそのための支援の状況はどうか。
(5)効果的なプロモーション戦略の構築
【1】基本的な考えを踏まえ、行政、諸団体との連携・支援などを、進めていくうえで効果的プロモーション活動につなげていくための戦略はPDCAサイクルの活用によって構築される。計画から実行そして検証を繰り返すことで、取り組みの精度を高めた活動を行うべきであるが、どのような戦略を構築しているか。
―――質問と答弁の要旨―――
◆シティプロモーションの意義と役割
Q1 少子高齢化により人口の減少が加速する中、自治体は企業や団体、また個人からも選ばれる必要がある。そのためのプロモーションの必要性が顕在化しているがその意義と役割は。
A1 いつまでも住み続けたい、訪れてみたい、住んでみたいと思う狭山市にするためには、魅力的で多様性に富んだ持続可能なまちづくりを進めていく必要がある。そのために、「まちの担い手」を増やし、市外からも応援してくれる人を増やし、狭山を元気にしていくことの熱意を高めることが必要であり、そこにシティプロモーションの意義があると考える。役割については、まちをよくしようという思いの熱量を上げて、市内外に情報発信することで地域の活力を高めていくという好循環をつくっていくことに役割があると考える。
◆各所管の意識付けと連携構築の取り組み
Q2 全庁をあげてプロモーション活動に取り組まなければならないが、意識の高揚と連携の強化をどのように行っているか。
A2 部署の担当者がシティプロモーション推進室と連携し、横断した取り組みを行う体制を構築する。職員を対象とした研修会を継続的に開催し、職員のシティプロモーションに対する意識の高揚を図りたい。
◆郷土愛の醸成とプロモーションの効果的戦略
Q3 市民一人一人が郷土愛を培い、さらなるシティプロモーションを推進していく必要がある。行政と市民が一体となり将来のまちづくりを共に考え、魅力と活力が溢れる狭山市を創るためのプロモーションを効果的に行うための取り組みをどのように行うのか。
A3 シティプロモーションの定義や目標、成果指標、取り組みの方向性、推進体制など定めたガイドラインを策定中である。ガイドラインにあわせて策定するアクションプランにおいては、個別事業を所管する課がPDCAサイクルによる事業のマネジメントを行い、その上で施策の目的を最大化するために、シティプロモーション推進室がPDCAサイクルによる全体のマネジメントを行う。