平成30年 6月 定例会(第2回)
平成30年6月19日 (一般質問)
齋藤誠 (公明党)
1.地域産業
2.教育環境
3.もったいない精神
1.地域産業
(1)市内大手自動車会社の工場移転について
【1】工場移転に関して、その後の新しい情報があればお示しください。
【2】生産体制の見直しによる影響調査の取りまとめ状況は。
【3】跡地の活用について、地元との協議の状況は。
【4】当該会社の体育館は、災害時の地域の避難所であるが、その後の対応は。
【5】当該会社の陸上競技や硬式野球部について、今後の動向として、パートナーシップ関係の構築を要請していくとのことだが、その後の状況は。
2.教育環境
(1)熱中症対策について
【1】全小中学校の校内に、冷水機の設置を望むが、見解は。
【2】災害時には、避難所となる各体育館にも、冷水機の設置を望むが見解は。
【3】熱中症予防の普及啓発や注意喚起の取り組みは。
3.もったいない精神
(1)食品ロス削減対策
【1】食品ロス削減の啓発活動について、その後の取り組み状況は。
【2】3010運動等の、その後の取り組み状況は。
【3】学校等での食べ残し削減の取り組み状況は。
【4】産官学連携して、食品ロス削減を学び、実践する機会をもつよう望むが、ご見解は。
―――質問と答弁の要旨―――
◆熱中症対策
Q1 子ども達に対して、熱中症予防の取り組みは。
A1 学校内の温度管理や水分補給の励行など具体的予防策を示し、校長会議において注意喚起した。小中学校では、保健や家庭科の授業で、熱中症の予防法について指導し、特に中学校では、養護教諭が部活動の部員を対象に講習会を開き、熱中症の予防や応急手当の仕方を指導している。
◆食品ロス削減対策
Q2 3010運動の普及状況は。
A2 自治会から推薦された廃棄物減量等推進員の研修会で、食品ロス削減の取り組みの一つとして3010運動を紹介し、自治会内での啓発と毎年12月の忘年会シーズンに合わせて、駅頭での啓発を行っている。
◆市内大手自動車会社の今後
Q3 昨年10月の報道発表の以降、新しい情報は。
A3 今年4月に埼玉製作所の幹部が本市を訪問し、2018年度の事業計画と三重県にある子会社の車の組み立て事業を切り離し、完全子会社化したとの説明があった。
昨年の報道発表は、2021年度をめどに狭山の完成車工場の機能を寄居の工場に集約するというものであるが、部品などについては、引き続き、狭山工場での生産を検討しているとの話も聞いている。
Q4 小中学校での食べ残し削減の取り組みは。
A4 児童生徒の多くが学校給食をおいしく味わい、給食の時間を楽しく過ごしているが、毎日食べ残しが生じており、その割合である残菜率は、献立により上下する傾向がある。そこで、学校給食センターでは、これらの実態を踏まえるとともに、病児食やリクエスト食の機会を設けたり、同じ食材でも調理方法や味つけを変えるなど、さらに工夫を加えることにより、極力残菜を少なくするように努めている。
また、残菜の少ないクラスには、表彰状の授与を通して完食に向けた意欲づけを促し、さらに新作の献立の日や過去の統計から人気が低いと推測される献立の日などには、各学校へ出向き、定期的に給食指導を実施し、さらに小学校2、3年生に対しては紙芝居や人形劇を活用し、学齢期にはバランスのとれた食事がいかに精神面及び肉体面において重要であるかを説明するなどの給食指導を実施している。
Q5 市内大手自動車会社の運動部の今後の動向は。
A5 社会人野球で活躍している硬式野球部と実業団駅伝で活躍している陸上部は、市民の誇りであることから、今後とも本市に存続させていただきたい旨を要請したところである。この要望書の中では、従業員が退職後も地域社会で活躍しているなど、貴社のDNAが本市にも浸透していることを踏まえるとともに、今後とも半世紀を超える地域社会とのつながりを継承していくために、貴社と本市との間でパートナーシップ協定を締結していただきたい旨を要請した。パートナーシップ協定については、今後時期を捉えて協議したいと考えている。