平成31年 3月 定例会(第1回)
平成31年3月6日 (一般質問)
笹本英輔 (創政会)
1.まちづくり
(1)市民協働
【1】狭山市協働によるまちづくり条例が制定されたが、市民協働の進捗と今後の展望は。
【2】市民協働が進められていると市民が実感・共感できるプロジェクトの例はどのようなものがあるか。
【3】今後、市民に対してどのように理念と目的を啓発していく考えか。
(2)都市公園
【1】狭山市内の都市公園における遊具の設置・整備・廃止状況は。
【2】公園利用について苦情・要望の管理と情報の共有は進められているか。
【3】公園をコミュニティ形成の場とする考え方はあるか。
【4】小規模の都市公園も維持運営管理に官民連携の手法を取り入れる考えは。
【5】公園内で飲食店の出店、民間事業者によるイベント開催などが効果的と考えられるが、実現への障壁はあるか。
【6】公園ボランティアの育成についての考えは。
【7】公園利用について、市民の視点を公園に取り入れるにはどうすべきか。
【8】課内に市民協働担当を設置しては。
―――質問と答弁の要旨―――
◆公園を市民協働の発表の場に!
Q1 公園に関する苦情・要望・意見の管理と情報の共有はどのように行っているのか。
A1 児童がボールを追いかけて飛び出すことが危険であるとの苦情や、公園内の高木の育ち過ぎた枝葉の剪定に関する樹木管理についてなどの要望がある。これらの苦情や要望については、公園管理台帳システムで管理し、情報の共有を図っている。
Q2 公園内での飲食店の臨時出店、民間事業者のイベントを許可する考えは。
A2 都市公園内での行為には狭山市都市公園条例に基づく制限があり、小規模な公園についても条例に準じて制限があるが、公益性が高い団体が主催するイベントの中で、民間事業者が飲食店を出店したりイベントを行うことについては、許可をしている事例もある。今後も条例に従って、個々に内容を精査し、許可の是非を判断していくことになる。
Q3 公園に市民の視点を取り入れるには。
A3 現在、市民から市に対する意見や提案を聴取する「私の提案」制度などを通じて、公園利用に関しても多くの意見や要望を聴取しているが、改めてアンケート調査などを実施することも有意義なものと考えられることから、今後検討していきたいと考えている。
Q4 今後、どのようにして市民協働の理念と目的を啓発していくのか。
A4 協働によるまちづくり条例の理念と目的の市民への啓発は、まずは市の広報紙や公式ホームページ等を通じて条例の内容をわかりやすく説明し、さらに、以前から実施する意見交換会などの市民と市が情報を共有する場においても、協働のまちづくり条例市民検討委員会の委員であった方が作成した啓発用の紙芝居を活用して、協働によるまちづくりの理念や目的について説明するなど、さまざまな機会や場を通じて条例の理念と目的について継続的に啓発していく。
Q5 公園の維持・運営・管理について、官民連携の手法を取り入れる考えはあるか。
A5 現在、都市公園の管理運営には官民連携手法として指定管理者制度を導入しているが、小規模な公園の多くについては、現在地元の自治会に管理を委託し、地元の公園として地元の人たちに愛着を持って利用されており、これらも官民連携の一つとして捉えている。
小規模な公園への官民連携手法の導入については、民間事業者よりも地元の自治会やNPOといった団体との連携に主眼を置いて、先進事例などを参考に今後も管理していきたいと考えている。