令和元年 6月 定例会(第2回)
令和元年6月19日 (一般質問)
齋藤誠 (公明党)
1.食品ロス削減対策
1.食品ロス削減対策
(1)「国民運動」としての取り組み
【1】市民アンケートのその後の実施状況は。
【2】生ごみ・燃やすごみの減量とリサイクルに関する出前講座を実施する中での食
品ロス削減の取り組み状況は。
【3】各事業所の「彩の国エコぐるめ協力店」への、その後の登録状況は。
【4】3010運動のその後の普及状況は。
【5】フードバンク活動への支援状況は。
【6】小中学校、幼稚園、保育所等の教育施設における食べ残し削減のその後の進捗
状況は。
【7】毎年10月を食品ロス削減月間とする規定に対する取り組み計画は。
【8】SDGs(国連の「持続可能な開発目標」)に掲げる家庭等での食品ロスを
2030年度までに半減させることについての取り組み計画は。
―――質問と答弁の要旨―――
◆市民に浸透 食品ロス
Q1 食品ロス削減の啓発活動の一環としての市民アンケートのその後の実施状況と結果は。
A1 今年3月に市内の大型食料品店3店でアンケートを実施し、廃棄物減量等推進員51名の協力を得て、買い物客を対象に、食品ロス削減に関する聞き取り調査を行い、280名の方から回答を得た。「食品ロスという言葉を知っていますか」という質問に対して、平成28年9月では71.7%の方が、今回では93.2%の方が「知っている」との回答があり、マスコミ報道などから食品ロスに対する市民の認知度が高まってきているものと捉えられる。
◆みんなで「もやすごみはかるだけダイエット」に挑戦
Q2 もやすごみを減量する取り組みの中で、食品ロス削減に特徴的なものは。
A2 昨年度から食品ロスの削減にも効果があるものとして、新たに「もやすごみはかるだけダイエット」という取り組みを呼びかけている。週2回のもやすごみの日ごとに重さを記録していくことで、重さの要因となっている生ごみの量、特に食べ残しや消費期限切れ食品などの廃棄を意識することで、もやすごみの削減を図るきっかけとなることを期待している。
Q3 3010運動のその後の普及状況は。
A3 3010運動を公式ホームページで広く呼びかけるとともに、職員向けのポータルサイトでも、職員が出席する関係団体との懇親会などで積極的な声かけを依頼している。現時点で普及状況についての具体的な把握は行っていない。今後は、エコライフDAYさやまのチェックシートや食品ロスに関するアンケートの中に、3010運動の取り組みについての設問を加えて、普及状況を確認していく
Q4 フードバンク活動への支援状況と今後の取り組みは。
A4 市民主体で設立されたフードバンクさやまがあり、安全に食べられるのに破棄されてしまう食料品を、子ども食堂を運営する団体や日々食べ物に事欠く世帯へ提供する活動を行っている。市では、設立当初からさまざまな相談に応じており、平成29年度からは地域福祉活動団体として財政支援も行っている。
今後、フードバンク活動を推進するに当たっては、政府が策定する食品ロスの削減の推進に関する基本方針などを踏まえた上で、市としても一般家庭などから食料品を収集する活動であるフードドライブの開催場所として、市役所の一画を提供するなどの支援を行っていきたい。
Q5 毎年10月を食品ロス削減月間とすることに対する取り組みと普及活動は。
A5 本年5月31日に食品ロスの削減の推進に関する法律、いわゆる食品ロス削減推進法が公布され、この中で、10月を食品ロス削減月間、10月30日を食品ロス削減の日と定め、国と地方公共団体はその趣旨にふさわしい事業を行うこととしている。
これからは毎年10月に広報紙や公式ホームページなどに3010運動などの食品ロス削減に関する情報を掲載するほか、飲食店などの事業所へ協力を要請し、さらに店頭や駅頭での普及啓発活動等をこの時期に集中して実施していきたい。