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一般質問要旨

会議名

令和元年12月 定例会(第4回)

質問日

令和元年12月9日 (一般質問)

議員名

大沢えみ子 (日本共産党)

通告内容

1.防災

質問要旨

1.防災
(1)風水害への対応について
【1】今年の台風等、風水害への対応の経緯と、見えてきた課題は何か。
(2)市民からの声をふまえた課題について
【1】情報の伝達について
・プッシュ型通知の活用状況は。
・停電時の対応についての検討は。
・HPのアクセス状況は。
【2】福祉避難所について
・指定緊急避難所としての福祉避難所の設置についての見解は。
【3】風水害を想定した避難所の確保
・風水害時の想定避難者数は。
・風水害に対応した避難所数と受け入れ可能人数は。
・風水害を想定した防災計画を早急に策定する考えは。
【4】「事前避難」について
・現在の避難所開設基準は。
・「事前避難」の考えに基づいて各種協定を見直す考えは。
・市民への意識啓発の見解は。
・「事前避難」として求められるレベルについての市の見解は。
【5】避難所運営について
・台風19号時の職員体制は。
・市民を巻き込んだ運営の考えは。
(3)今後に備えた対応
【1】ダムの運用と情報共有
・有間ダムの入間川への影響についてどのように把握しているか。
・ダムの運用に関する情報共有の仕組みはどの様になっているか。
【2】ペットの取り扱いについて
・ペット連れでの避難への見解は。
【3】長期避難への備えについて
・「スフィア基準」の採用についての見解は。
【4】災害時に機能する仕組みの構築
・民間の貯水槽、レジリエンストイレ等、災害時に活用できる資源の運用基準を定めては。
【5】専門家チームの登録
・海外の「職能制度」の様に、災害時に能力を活かして避難所運営等の支援にあたれる登録制度の構築についての考えは。

―――質問と答弁の要旨―――
◆風水害への各種備えは
Q1 今年の台風対応について総括と課題は。
A1 現地災害対策本部の職員配置を、避難所の長時間の運営に備えて交代制とした。また、情報を伝達するにあたってはプッシュ型の情報発信を行うとともに、災害対策本部にコールセンターを設置し、問い合わせ対応の効率化を図った。課題としては、避難する際の装備、非常持出品を準備しておくことを周知すること、避難者用の駐車場の確保、ペット同伴の避難者への対応などである。

Q2 避難準備・高齢者等避難開始が出た時点で避難できる「福祉避難所」が必要ではないか。
A2 医療機器を常時使用しているなどの重度の障害がある方は、直接福祉避難所に避難するほうが好ましいと考えられるため、福祉避難所の開設について改めて検討していきたい。

Q3 多数の避難者が出た実態を踏まえ、避難所の確保など、風水害を想定した具体的計画が必要ではないか。
A3 現在、指定避難所の管理運営マニュアルを作成中で、台風第19号の際の避難所の開設、人員確保の検証を踏まえ、また、地域の特性やニーズを踏まえながら、当該マニュアルの内容をまとめていくことで、風水害にも対応していきたい。
 
Q4 市民の力を借りた避難所運営の考えは。
A4 狭山市地域防災計画では、避難所の運営は、自主防災組織、自治会、現地対策本部、学校職員等を中核とする避難所運営会議により、自主的運営を図るものと定め、避難所運営の全般を担うことになっている。当該会議には、女性に配慮した避難所運営を行うために複数の女性を参加させることを定めている。   


Q5 台風19号通過の際、市の公式ホームページのアクセス状況と閲覧しにくい状況の改善策は。
A5 当日の公式ホームページのアクセス数は、前月の1日平均の7.3倍となる約5万1千件であった。その多くがハザードマップの閲覧で、ファイル容量の大きいデータのため、通信環境に大きな負担がかかり、ホームページにつながりにくい状況が発生したもの。
   今後の対策としては、現在ホームページのリニューアル作業を進めており、アクセス集中による負荷を分散するシステムを導入するので、令和2年3月末のリニューアル後には、公式ホームページにつながりにくい状況は改善できるものと考えている。

Q6 有間ダムの入間川への影響調査を県に依頼し、情報共有を図るべきでは。
A6 有間ダムは、貯水位が一定の状態になると自然放流が始まるため、ダム上流部の降雨量により放流量が増減する。今後、入間川上流域の飯能市、入間市とともに県へ要望することについて協議していきたいと考えている。   


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