令和元年12月 定例会(第4回)
令和元年12月9日 (一般質問)
齋藤誠 (公明党)
1.地域交通
1.地域交通
(1)移動の不便さ解消へ
【1】次世代移動サービス(MaaS)=「マース」についての見解は。
【2】日本版マースの実現に向けた政府の取り組みをどう認識しているか。
【3】マース普及への課題をどう捉えているか。
【4】取り組みを進める上で、必要な視点をどのように考えるか。
【5】当市での導入についての見解は。
(2)安心安全な交通対策
【1】高齢運転者の事故防止対策はどのように対応しているか。
【2】急加速抑制装置の購入費補助についての見解は。
【3】「あおり運転」に遭わないための対策はどのように捉えているか。
【4】「あおり運転」に遭ったときの対処について、どのように捉えているか。
【5】ドライブレコーダーの購入費補助についての見解は。
―――質問と答弁の要旨―――
◆交通移動をスムーズに
Q1 アプリを使い、鉄道やバス、タクシーなどの交通サービスを組み合わせて、最適な経路を割り出し、予約から支払まで一括して行える次世代移動サービス「マース」についての見解は
A1 都市部では移動の効率化が図られ、マイカー利用も減少し、交通渋滞の緩和や排出ガスの抑制などの効果が期待される。また、地方では単独では採算性が低い各種の公共交通サービスを連結し効率的に利用することにより利用者の利便性が高まるとともに、利用率の向上により採算性も改善し、今後の交通分野に大きな変革をもたらす可能性がある。
Q2 「マース」普及への課題は。
A2 事業者間の垣根を越えた連携、地域特性を踏まえた推進、利用者の理解と活用を促すことが必要となる。また、必要なアプリケーションなどのツールを誰でも容易に入手し使えるような環境を整えることも必要となる。
◆安心安全な運転を
Q3 近年多発している高齢ドライバーの事故防止対策は。
A3 交通安全教室などで、運転する際には、混雑した道はなるべく避けるとともに、見通しが悪くなる夕刻や体調のすぐれないときには運転を控えるなどの指導をしている。
Q4 「マース」普及を進めていく上で、必要な視点は。
A4 地域住民の生活実態に着目し、移動面で今何に困っているのか、何を望んでいるのか、また、それを解決するための方策として何が求められているのかといった視点で検討を進めていくことが重要ではないかと考えている。
Q5 アクセルとブレーキの踏み間違いによる車の急加速を抑えて事故を防ぐ装置に対する補助制度創設の見解は。
A5 アクセルとブレーキペダルを踏み間違えても急発進を抑制する装置を自動車に装着することは、高齢運転手による事故を防止する上で有効な手段といえる。現在後づけの急発進等抑制装置の性能認定を進めていることから、本市としても、国の動向等も注視しながら国の制度も活用する中で、同装置の導入を促進する補助制度を創設したい。