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一般質問要旨

会議名

令和元年12月 定例会(第4回)

質問日

令和元年12月10日 (一般質問)

議員名

千葉良秋 (令政会)

通告内容

1.2020東京オリンピック開催の成果獲得への取り組み
2.安全・安心なまちづくりの推進

質問要旨

1.2020東京オリンピック開催の成果獲得への取り組み
(1)オリンピック開催におけるレガシー創成の推進
【1】アジアで初めての開催となった前回の東京オリンピックは日本の競技スポーツ振興に大きな一歩を踏み出した。歴史的な成果を児童・生徒の教育にどのように生かしているか。
【2】1964年以来2度目の開催となる東京オリンピックであるが、狭山市が競技会場となることは、大変意義深いものと考える。レガシー創成について物心両面の見解を求める。
2.安全・安心なまちづくりの推進
(1)防災・減災の推進
【1】災害予測と減災の取り組みをどのように行っているか。
【2】高齢者や障害を持つ、要援護避難者に対して、避難支援の実効性確保をどのように行っているか。
【3】避難所開設の基準はどのように作られているか。市民以外の避難者はどのように受け入れるのか。
【4】防災備蓄品の種類と数量は十分に確保されているか。また、被災時に避難所への配布体制はどのように構築されているか。
(2)児童・生徒への災害時支援教育
【1】防災・減災に関する教育と地域における災害時支援についてどのように教育を行っているか。

―――質問と答弁の要旨―――
◆災害予測はデータの解析から
Q1 今回の台風第19号では入間川が氾濫注意水位に到達するなど、危機的状況が時系列を追って記録されたが、今後の避難指示や洪水ハザードマップにどのように生かされるのか。
A1 入間川流域の雨量と水位の記録は、上流域の降水量と河川の水位上昇の関係をあらわす貴重な記録である。今後、入間川浸水想定区域において、適切な避難情報の発令や避難所の開設を行う際に活用したい。
 
◆レガシー創生は教育から
Q2 前回の1964年東京オリンピックは、日本のスポーツやインフラの飛躍的振興をもたらしたが、2020東京オリンピック・パラリンピックのレガシー創生に向けてどのように教育しているか。

A2 小・中学校の社会科や道徳の授業などにおいて、前回の東京オリンピックでは、交通インフラの整備を通じて国民の生活水準が向上したことや、オリンピックの成功が自国の経済発展のみならず、国民の国際理解や日本の国際貢献推進に大きく寄与したことを学んでいる。 このように、経済的な効果や道徳的な価値観
を学ぶことで、開催に向けた機運の醸成を図り、平和でよりよい世界の実現に貢献する態度を身につけた、さやまっ子の育成を図っている。
  
◆減災は共助の強い絆から
Q3 台風第19号では、時系列を追って拡大する避難者に避難所によっては収容人数を超えてしまったが、どのように対応したのか。また、今後の避難計画に生かすための取り組みはどのように行われるのか。
A3 洪水や土砂災害等が想定される災害の種類を踏まえ、避難対象者が安全に避難できる時間を考慮し、レベル3の避難準備高齢者等避難開始の避難情報の発令に合わせて避難所を開設している。床面積から避難所の収容人数は算定しているが、想定人数を超えた入間川・入曽地区では公民館のホールや学習室を追加開放し、柏原・水富地区では新たな臨時避難所を、市民総合体育館と私立大学に開設した。


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