令和元年12月 定例会(第4回)
令和元年12月10日 (一般質問)
広山清志 (公明党)
1.企業立地の整備
2.危機管理体制
1.企業立地の整備
(1)「笹井柏原線整備事業」について
【1】「笹井柏原線整備事業」の事業内容は。
【2】この事業を進めることでどのような交通アクセスの改善を見込んでいるか。
(2)狭山工業団地拡張地区の治水について
【1】狭山工業団地拡張地区の台風19号の雨水被害状況は。
【2】該当地区は今まで畑だった土地がコンクリートになり、浸透しない雨水が増えると思われるが、雨水処理対策はどのように考えているか。
2.危機管理体制
(1)避難体制について
【1】台風19号接近時に、避難先である笹井小学校の駐車場に入れず引き返した方がいたが、なぜこのような状況になったのか。
【2】他の避難所でも同様な状況があったか。
【3】今後の対応はどう考えているか。
(2)避難情報発信について
【1】台風接近時に狭山市HPへのアクセス数が多くなる事でHPの展開が遅くなり、PCやスマホによる避難先情報の確認が困難となった。今後の対応はどのように考えているか。
(3)備蓄品について
【1】乳幼児用液体ミルクを災害時の備蓄品に加える事は考えているか。
―――質問と答弁の要旨―――
◆狭山工業団地拡張地区の雨水処理対応
Q1 整備を進めている該当地区の雨水処理能力をどのように考えているか。
A1 県条例に基づき、雨水を一時的に貯留する調整池や雨水を地下へ浸透させる施設などの整備を予定している。当該地区は、従前からの宅地や道路などを除いて、1ヘクタール当たり950立方メートル以上となっている。
◆避難所の駐車場確保
Q2 台風第19号では、入間川に近い水富、笹井地区の住民が、高台にある笹井小学校に車で向かったが、駐車場に入れない状況であった。
今後どのような対策、対応を考えているか。
A2 避難所周辺の自治会などと協議するとともに、民間事業者や大学とも協議し、駐車スペースの確保について検討する。
◆乳児用液体ミルクを災害備蓄品としては
Q3 液体ミルクは、ライフラインが断絶した時にも大変有効で、備蓄品として導入を要望するが、その考えは。
A3 災害時に有用であると認識しているが、賞味期限が短いことや液体ミルクになじみのない方がまだ多くいるとみられること、また、本市では水がセットの発熱材で温めて飲むタイプの粉ミルクを備蓄しているため、今のところ備蓄品に加えることは考えていないが、乳児用液体ミルクの災害時の有用性について、防災
講座などの機会に周知していきたい。
◆狭山工業団地の交通アクセスの改善に向けて
Q4 笹井柏原線整備事業を進めることで、狭山工業団地の交通アクセスがどのように改善されると見込んでいるか。
A4 国道407号と東京狭山線の東西両方向から狭山工業団地への乗り入れが可能となり、渋滞の解消が図られるものと見込んでいる。
◆災害時に重要な避難情報の閲覧について
Q5 台風19号の接近時に多くの方が狭山市公式ホームページにアクセスしたが、情報の確認が困難になる状況が発生した。今後の対応は。
A5 市のホームページに、アクセス集中による負荷を分散するシステムを導入し、令和2年3月末のリニューアル後は、ホームページにつながりにくい状況は改善できるものと考えている。