令和3年 9月 定例会(第3回)
令和3年9月21日 (一般質問)
西塚和音 (はつらつ創造)
1.PPP/PFIと公共施設のメンテナンス
2.新型コロナワクチン接種と自宅療養者向けの支援
3.水害によるリスクの認識と避難
4.入曽駅周辺整備事業
1.PPP/PFIと公共施設のメンテナンス
(1)公共施設のメンテナンス
【1】市内公共施設で改修や修繕を行わなければならなかったケースは、建設後、何年経過した頃が最も増加したのか。
【2】水野保育所のメンテナンスはどのように行われてきたか。
【3】中央児童館の天井板の崩落により、修復するまでに要した期間は。
【4】長寿命化による管理には予防保全の考え方が必要だが、市の認識は。
【5】予防保全によるメンテナンスが行われてきている公共施設はあるか。
(2)入曽地区子育て支援拠点施設
【1】当該企業に決定するまでの審査の経緯はどのようなものだったか。
【2】メンテナンスに係る費用は、提案価格に含まれているか。
【3】施設のメンテナンスに関する計画はどのようなものか。
【4】当該企業の施設メンテナンスの実績は。
【5】施設運営面での指定管理者などが修繕を行うための費用は別建てか。
2.新型コロナワクチン接種と自宅療養者向けの支援
(1)市でできる取組について
【1】ワクチンの供給とワクチン接種の現況は。
【2】家庭内感染を拡げないための手立ては。
【3】自宅療養者向けに行っている市の支援は。
3.水害によるリスクの認識と避難
(1)避難情報の変更に伴う避難のタイミング
【1】避難所の開設の時期は。
【2】警戒レベル4避難指示が発令される時はどのような条件か。
【3】レーダー解析等により、気象台が避難を促すことがあると考えるが、市が発令する緊急安全確保(警戒レベル5)と前後することはあるか。
【4】避難所で配布する備品は、コロナ禍により変更した点はあるか。
4.入曽駅周辺整備事業
(1)進捗状況について
【1】現在の事業の経過とまちびらきの時期は。
【2】現時点での事業に係る費用の見通しは。
【3】コロナ禍における鉄道事業者の経営状態を市としてどのように捉えているか。
―――質問と答弁の要旨―――
◆これまで以上に公共施設のメンテナンスを
Q1 公共施設で改修が必要になったケースは、建築後、何年経過したものが多いのか。
A1 平成27年度の調査では、屋根や屋上は、建築後10年以上の施設で屋根材の損傷や雨漏りなどの劣化事象が発生している。外壁は、建築後10年以上の施設で大きな亀裂や漏水などがあることが判明している。建物全体では、建築後20年以上の施設で、設備なども含め劣化が顕在化しているとの結果が出ている。
◆ P P P/P F I による入曽地区子育て支援拠点施設
Q2 メンテナンスに係る費用は提案価格に含まれているのか。
A2 建物及び設備の保守点検のほか、施設管理に係る経費についても事業費に含む提案を受けている。なお、修繕に係る経費には、建物全体に係るものや、耐用年数を超えた設備の交換などの大規模修繕は含まれていない。
Q3 どのような形態の管理を求めていくのか。
A3 施設を自らの資金で整備し所有する優先交渉権者が維持管理業務について担うものであり、公募に係る業務要求水準書では、業務範囲を日常の警備や清掃業務とともに、建物・設備などの保守点検や植栽管理、環境衛生、修繕などと位置づけている。
◆入曽駅周辺整備事業の現状把握を
Q4 現時点での事業に係る費用の見通しは。
A4 入曽駅周辺整備事業基本計画では、入曽駅橋上駅舎化及び東西自由通路の事業費として約30億円を見込んでいたが、建築資材や労務費の上昇など、社会情勢の変化が顕著に表れている状況にあり、改めて概算額を算出したところ、現時点で約7億円の増加が見込まれている。今後は、実施設計において、工法の検討や部材の選定に当たり、可能な限り経費の削減に努めていく。
Q5 コロナ禍における鉄道事業者の経営状態を市としてどのように捉えているか。
A5 昨年度は、コロナ禍の影響により、鉄道の利用者が大きく減少しており、厳しい経営状況にあることは認識しているが、このような状況下でも改善に向け、様々な努力をされているものと理解をしている。なお、入曽駅周辺整備事業については、駅を拠点とした入曽地域への交流人口及び定住人口の増加を目的としていることから、これにより、駅利用者も増加し、鉄道事業者との間で締結した基本協定書の目的にあるとおり、入曽駅周辺の利便性や回遊性の向上及び周辺地域の活性化について、互いに協力し合い、達成できるものと考えている。