令和4年 3月 定例会(第1回)
令和4年3月10日 (一般質問)
西塚和音 (はつらつ創造)
録画を再生
1.デジタル・トランスフォーメーションに始まる狭山市の未来
2.入曽駅周辺整備事業
1.デジタル・トランスフォーメーションに始まる狭山市の未来
(1)狭山市DX基本方針策定時のデジジタル化の現状とこれまで
・ステップ1:デジタイゼーションの業務の事例は。
・ステップ2:デジタライゼーションの業務の事例は。
・ステップ3:デジタル・トランスフォーメーションの業務のイメージは。
(2)新しい価値の創造とバックキャスティング
・市民向けのサービス面での新しい価値創造の近年の実績は。
・新しい価値の創造は、市民向けのサービス、事業者向けのサービス、行政事務の各種事務において推進できるか。
・これまでにバックキャスティング思考による事業を行ってきた事例はあるのか。
・AI、IoT、RPAをうまく活用してきている事例は。
・第3次狭山市情報化基本計画との間で今後、新たな価値の創造の位置づけはどのようになるか。
2.入曽駅周辺整備事業
(1)東西自由通路の整備と管理
・自由通路の整備及び管理に関する要綱が国土交通省から出されているが、入曽駅に架かる東西自由通路の位置づけは、どれに当たるか。
・自由通路整備費は鉄道事業者に求めることはできるか。
―――質問と答弁の要旨―――
◆狭山市DX基本方針の新たな価値創造
Q1 市民向けサービス面において新しい価値創造の実績は。
A1 マイナンバーカードを使用して各種証明書がコンビニで取得できることや、納付書のバーコードをスマートフォンのアプリで読み取ることで、キャッシュレスで納税できるといったサービスを実現している。新たな財務会計システムでは、デジタル化の機能が加わり、出先機関の職員が勤務場所を離れることなく現場で処理が可能となる。
Q2 DX基本方針と第3次狭山市情報化基本計画との間で、新たな価値創造の位置づけは。
A2 第3次狭山市情報化基本計画の推進にあたっては、行政サービスの高度化、行政事務の効率化、地域の課題解決にデジタル技術を活用した「変革」となるDXの意識を持って取り組み、これによりスマート自治体への転換を図ることができれば、市民の評価においても、行政内部の評価においても、新たな価値の創造が実感できるものと考えている。
Q3 AI、IoT、RPAを活用してきている事例は。
A3 AIについては、保育所の入所判定及び入所先のマッチングに係る事務に活用している。RPAについては、介護保険サービスにおける利用者からの申請情報の入力と処理の自動化に活用している。IoTについては、職員の出退勤の管理のために導入したタイムレコーダーや、県の補助金を活用し、市内のアンダーパスの道路の集中豪雨時における冠水の危険性をリアルタイムで検知するためのセンサーを設置した事例がある。
◆「入曽駅の東西自由通路と管理」
Q4 自由通路の整備及び管理に関する要綱が国土交通省から出されているが、入曽駅に架かる東西自由通路の位置づけは。
A4 国が示す要綱における自由通路の位置づけについては、1つ目が、道路法上の道路区域と指定する道路、2つ目が、条例等により定め市で管理する通路等、3つ目が、鉄道事業者が駅の整備の一環として整備管理する鉄道事業者の施設、この3種類に分類されており、今回、整備を行う入曽駅東西自由通路については、要綱上の道路の位置づけとした場合、自由通路内に道路法上の指摘制限が発生し、イベントの実施や災害時の一時待機場所の利用などに制限がかかることや、防犯上、狭山市駅と同様に夜間の通行制限の検討や管理面も考慮した結果、当該自由通路については、市が管理所有する通路等に位置づけることとして考えている。
Q5 自由通路整備費は鉄道事業者に求めることはできるか。
A5 入曽駅東西自由通路は将来的に通路等として管理していくことが好ましいと考えているが、国土交通省の要綱では、市の考え方などにより、道路、あるいは通路等の位置づけをしているものについては、その整備費用について市が負担することとなっている。