令和4年 6月 定例会(第2回)
令和4年6月14日 (一般質問)
衣川千代子 (日本共産党)
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1.空き家対策
2.高齢者の外出支援
1.空き家対策
(1)空家等対策計画について
【1】空家等対策計画が作成され1年が過ぎましたが改めて作成した目的は。
【2】空家等の現状
・全国、埼玉県、狭山市の住宅数、空き家数、空き家率、空き家の分類別の推移について、ここ数年の変化は。
・空家等の分布状況は。
・空家等に関する課題は。
【3】空家等に関する対策の基本的方針
・空家等に関する対策の基本方針は。
・この計画に掲げられている目標の達成状況は。
【4】空家等に関する対策
・住民からの空き家に関する相談と対応は。
・所有者等に対する適正管理の促進として「ワンストップ相談窓口」を設け空き家所有者向けチラシも作成していますが困難な事例や代執行した事例などありましたか。
・空き家講座等の開催とあるが、どのように進めてきましたか。
【5】今後の課題
・空き家対策についてどのような課題があると考えますか。今後の対策は。
(2) 空き家の活用
【1】特定空家等にしない対策
・このまま放置すると特定空家等になりうる可能性が高い空き家とは。
・特定空家等にしないという視点でどう進めていくか。
【2】空家等のさらなる活用
・市としての取り組みは。
・今後、どのように進めていくか。
【3】空家等対策協議会
・空き家等対策協議会のこれまでの開催状況は。
・空家等対策協議会の委員について、関係行政機関の職員と学識経験者、市民を代表する者とあるが、この中で学識経験者とはどういう方々か。
・学識経験者や市民の代表として、建設業や内装業など、各分野の専門家を加えていくことの考えは。
2.高齢者の外出支援
(1) 市での取組み
【1】市で行っている高齢者の外出支援の施策にはどのようなものがあるか。
【2】外出しやすいまちづくり
・休憩できるベンチ等の設置状況は。
・ポケットパーク等についての状況は。
・バス待ちスポットについての状況は。
―――質問と答弁の要旨――
◆空家等の分布状況は
Q1 平成30年の狭山市の住宅数は70,440戸、賃貸用や売却用などを含めた空き家数は7,650戸となっている。空家等の地区ごとの分布状況は。
A1 令和元年9月末時点で、入間川地区86件、入曽地区106件、堀兼地区22件、奥富地区11件、柏原地区30件、水富地区63件、新狭山地区6件、狭山台地区4件、合計で328件となっており、入間川地区と入曽地区で全体の約6割を占めている。
◆空家等に対する対策
Q2 住民からの空き家に関する相談と対応は。
A2 令和元年度に73 件、2年度に97 件、3年度に106 件の相談があり、内容の多くは草木の繁茂や小動物の生息である。所有者自身の対応が難しい場合は、協定を締結した事業者を紹介している。また、売買、賃貸、相続、管理などの相談は、ワンストップ相談窓口を案内し、適切な管理や利活用などを促進している。
Q3 空家等の活用とは。また今後どのように進めていくのか。
A3 令和3年度に意向調査を実施した結果、空き家のうち約7割が旧耐震基準の建築のため利活用は困難と判断し、更地として新たな利活用につなげていく方向性とした。相談や管理などの支援制度を知らないとの回答が8割いたことから、ワンストップ相談窓口などの周知と更地利活用のための情報提供をしていく。
◆高齢者の外出支援の施策は
Q4 高齢者の方々から散歩中、気軽に休める椅子が欲しいとの要望があるが市の考えは。
A4 休憩できるベンチを設置する予定はないが、狭山市社会福祉協議会への委託による生活支援コーディネーターの業務の中で、水富地区エリアにおいては、縁側プロジェクトという組織が自主的に発足し、ベンチを設置するなど、地域に集う人々がお互いに支え合い、誰とでも交流ができる居場所づくりの取組が行われている。
Q5 ポケットパークやストリートファ二チャー、バス待ちスポットなどの市の設置状況は。
A5 市内にはポケットパークが5ヵ所、運動公園や街区公園などが、県営公園を含め大小様々198ヵ所ある。狭山市駅西口駅前広場は、デザイン性に富んだバス停留所や各種サイン、ベンチなどを配置し、2014年度のグッドデザイン賞を受賞したが、入曽駅周辺整備事業では、この成功体験を踏まえ、公共的な空間を有効活用し、魅力あるまちづくりを具現化するよう、ストリートファニチャーの整備も意識し取り組んでいる。また、埼玉県が実施するバス待ちスポット事業への登録について検討することとしていたが、新型コロナウイルス感染症の防止対策に伴い市民への外出自粛要請が出されたことなどにより、現時点では登録に至っていないが、今後の新型コロナウイルス感染症の状況を見極めたうえで検討していきたい。