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一般質問要旨

会議名

令和4年 6月 定例会(第2回)

質問日

令和4年6月14日 (一般質問)

議員名

福田正 (改進)
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通告内容

1.中世期における市内の歴史遺産について
2.狭山市史について

質問要旨

1.中世期における市内の歴史遺産について
(1)文化財等について
【1】当市の文化財にゆかりのある源義高(清水冠者)や伝統芸能である狂言「入間川」について、市民により深く周知することの所見は。
2.狭山市史について
(1)狭山市史の概要等について
【1】昭和期に刊行した、『狭山市史』の経緯と概要は。
【2】その後、調査の継続状況は。
【3】調査がなされていないのであれば、その理由は。
【4】中世期における市内の歴史遺産等の再調査が必要と思うがその所見は。(特に入間川御所についての考えは)
【5】昭和後期から平成期の市史の新規刊行の予定は。
【6】市史の一部が品不足になっているが再版の予定は。
【7】市史全体の在庫状況は。
【8】市民に購入してもらうための方策は。

―――質問と答弁の要旨―――
◆ 中世期、当地狭山市(武蔵国入間郡)は政治、文化、軍事的に重要な拠点であった
Q1 文化財にゆかりのある『清水冠者物語』の源義高や伝統芸能である狂言「入間川」について、多くの市民に知ってもらう方策は。
A1 市民が郷土の歴史や文化財に触れる機会を増やしていくことが、郷土愛の醸成にもつながる。源義高に関連した事業は、平成26年から義高の鯉のぼり、27年から義高ウォークが実施されており、今では5月の風物詩として定着し、市内外から多くの方が参加されている。特に令和4年度は大河ドラマの影響で市民の関心も高まっていることから、博物館や図書館、中央公民館などで源義高に関連する講演会や展示会などを開催した。また、毎年市民会館で上演される狂言「入間川」の公演前には中央公民館と市民団体の共催による事前学習会を開催しており、引き続き、市
民団体との連携を図りつつ、郷土の歴史や文化財に関する普及啓発を進めていく。

◆ 室町時代、足利尊氏の四男基氏(もとうじ)は鎌倉公方として入間川殿と呼ばれていた
Q2 歴史的にも重要であると考える入間川御所は所在が未確定である。調査が必要では。
A2 狭山市駅西口地区再開発事業区域においては、遺構、遺物などが発見されていないことから、ここでは市史に記されている内容以上の物証などはないものと認識している。

Q3 昭和期に創刊された「狭山市史」の背景と経緯、概要は。
A3 市制施行20周年を記念して、本市の発展の歩みを歴史的、文化的、地理的考察を加えて明らかにするために、学識経験者などで構成された狭山市史編纂委員による資料収集や執筆が行われた市史編纂事業として編纂したものである。原始古代資料編から通史編2までの全10編で構成されており、昭和50年4月の着手から21年をかけ編纂されたものである。

Q4 狭山市史全体の在庫が約7,000冊とのことだが、市民に購入してもらうための方策などは。
A4 市のホームページに掲載するとともに、公民館や博物館における歴史や文化に関連する講座などを実施する際に、市史に興味を持っていただけるよう、市史を紹介するなどの工夫をしていく。

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