令和5年6月 定例会(第2回)
令和5年6月13日 (一般質問)
関根弘樹 (公明党)
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1.公共交通
2.生活環境の充実
1.公共交通
(1)ほりかねデマンドバスの実証運行の実態把握
【1】実証運行8ヶ月を経ての登録者数と利用者数の月別推移。
【2】堀兼地区の70歳以上の方たちの人数、その内の登録者と利用者の比率(男女別に)。
【3】利用者、利用実態に特定の傾向は出てきているか、またその中で想定外のことは出ているか。
(2)ほりかねデマンドバスの利用者の声
【1】現在利用者の声をどのように把握されているか。
【2】実際にどのようなご意見や評価が出ているか(良い点や満足点、改善要望や不満点)。
【3】今後、デマンドバスの利用者や非利用者のご意見や評価を把握するための場や仕組みは準備されているか。
(3)ほりかねデマンドバスの課題と改善
【1】利用者の利便性や使い勝手、ニーズに関する課題と改善策
【2】運営に関する課題とその改善策
(4)ほりかねデマンドバスの収支目標に対する現状
【1】最終的な収支率30%の目標達成のためには、年間利用者数を何人として想定されているか。
【2】1年目の収支率10%の目標達成のためには、利用者数を何人として想定され、現時点での見通しは。
(5)公共交通の在り方
【1】「地域公共交通計画」の作成を進めるにあたって、基本的な考えや重視される点について市長の見解。
2.生活環境の充実
(1)ペットボトルの回収頻度について
【1】狭山市のゴミの回収総量とペットボトルの回収量の推移(直近10年間)。
【2】ペットボトルの回収頻度が埼玉県内ほぼすべての市において「月2回以上回収」となっている中、狭山市が「月1回回収」を継続する背景や理由。
【3】ペットボトルの回収頻度を「月1回」から「月2回」とした場合のコスト試算。
―――質問と答弁の要旨―――
◆高齢者におけるデマンドバス利用者数
Q1 デマンドバスの大きな目的として高齢者の日常の足の機能を担うことがある。堀兼地区の70歳以上の何人が登録し、何人が利用しているのか。またそれぞれの男女比は。
A1 堀兼地区の70歳以上の高齢者は3,697人。そのうち約15%に当たる539人が利用登録し、約5%に当たる188人がデマンドバスを利用している。男女比は、登録者では男性38%に対して、女性61%。利用者では、男性29%に対して、女性71%である。
◆デマンドバス―現状の課題と改善施策
Q2 8か月間の実証運行を経て見えてきた課題と改善策は。
A2 課題は、登録者数に占める利用者の割合が3割程度にとどまっていること。改善策は、本年2月より、乗車時刻の30分前までの予約を可能とすることで、利便性の向上を図った。また、堀兼地区内の商業施設の協力を得て、デマンドバスの利用に応じて買物の特典が受けられる仕組みを構築するほか、グランドゴルフ場など地域住民が集まる場での周知を図るなど、利用促進に取り組んだ。今後は、運行時間延長の要望が寄せられており、現在実施している実態把握のためのアンケート調査の結果を踏まえて改善策を協議する。
◆ペットボトルのゴミ回収を月2回にしない理由
Q3 埼玉県内、全40市において、ペットボトルのゴミ回収が月2回以上の頻度になっていないのは、熊谷市と狭山市のみ。月2回以上の回収が一般的な中、狭山市がペットボトルについては月1回回収を継続する背景や理由は。
A3 ペットボトルは夏場だけでも収集回収数を増やすことを検討したことがあるが、同一日に収集品目が重複することを避けるため、また収集コスト抑制のため、従来通りの月1回を維持することになった。本市では11のスーパーマーケットがペットボトルなどの資源物の店頭回収を行っており、定期収集とともに店頭回収の利用をお願いしたい。また、古紙・古布や瓶・缶はペットボトルと比較して、年間3倍〜6倍超の重さを収集していることから、集積所までの運搬に苦慮する方がいることも考慮し、古紙・古布、瓶・缶の月2回収集をペットボトルよりも優先させたい。
◆ペットボトルのゴミ回収を月2回にした場合の増額コスト」
Q4 仮にペットボトルの回収頻度を月に1回から2回に増やした場合のコスト試算は。
A4 今年度のペットボトル収集委託料が約2,000万円であることから、収集頻度を月1回から2回に増やすことで、年間で約2,000万円の増額が見込まれる。