令和5年12月 定例会(第4回)
令和5年12月5日 (一般質問)
関根弘樹 (公明党)
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1.都市基盤
2.高齢者福祉
1.都市基盤
(1)インフラ維持に関する市の認識
a.2023年1月〜2月にかけてNHKが実施した全国首長アンケートにおいてインフラに関する質問項目がある。市として回答はされたか。その回答内容は。
b.公益社団法人土木学会は「道路橋の健康事態に関する市町村別評価」を実施している。狭山市の評価とそれに対する見解は。
(2)インフラメンテナンスの実施状況
a.市が管理している道路橋の点検状況とその結果は。また、メンテナンスの実施状況、及び今後の見通しは。
b.市が管理している道路(市道)の点検状況とその結果は。また、メンテナンスの実施状況、及び今後の見通しは。
c.上下水道の点検実施状況とその結果は。また、メンテナンスの実施状況、及び今後の見通しは。
(3)インフラメンテナンスの課題
a.道路橋と同様に、道路や上下水道についてもメンテナンス状況を評価する客観的な指標はあるか。
b.継続的なインフラメンテナンスを実施するにあたって、現状の課題とそれに対する取り組みは。
2.高齢者福祉
(1)単身高齢者の現状把握
a.単身高齢者(65歳以上の単身世帯)が増加している。狭山市におけるその人数、推移、傾向は。
b.単身高齢者の増加に伴い生じている問題や課題を、どのように分析、認識されているか。
(2)緊急通報サービスの拡充状況について
a.過去の一般質問において、市として「緊急通報サービス」について、さらに周知を図る旨の答弁があったが、現状は。また課題は出てきているか。
(3)エンディングノートの普及について
a.過去の一般質問において、市として「エンディングノート」の普及を重視している旨の答弁があったが、現状は。その効果や現場の声などは把握されているか。
(4)単身高齢者の終活情報登録事業について
a.過去の一般質問において「終活情報登録事業」の先進自治体を調査・研究する旨の答弁があったが、その後の進捗は。
b.家族の有無にかかわらず、高齢者の誰もが安心して生き、亡くなった後の尊厳が守られる仕組みについて、見解は。
―――質問と答弁の要旨―――
◆単身高齢者の人数増加
Q1 狭山市における65歳以上の単身者の人数、推移、傾向は。
A1 令和2年の国勢調査時で65歳以上の単身者は8,064人。推計では7年頃におよそ1万人となり、高齢人口がピークを迎える22年頃まで増加を続けていく。
◆エンディングノートの普及について
Q2 終活支援事業として、市が重視している「エンディングノート」の普及状況は。
A2 さやま成年後見センターや在宅医療支援センターで、後見人相談や医療相談などの際に配布しており、作成した市民からは「将来的な心配事が減った」との声もいただいている。
◆単身高齢者の不安に応える行政の仕組みづくりを!
Q3 家族の有無に関わらず、高齢者の誰もが安心して生き、亡くなった後も尊厳が守られる仕組みについて、市としての見解は。
A3 尊厳を守る仕組みの一つとして、本人が意思をまとめ、死後の手続きなどに関して明らかにするエンディングノートの普及が必要と考える。エンディングノートに記入された内容を実施し補完するために、他自治体で取り組んでいる「終活情報登録制度」や「エンディングプラン相談事業」などがあり、狭山市においての適切な仕組みを調査研究していく。
◆ インフラのメンテナンス状況について、市民にわかりやすく共有を
Q4 今後継続的なインフラメンテナンスを実施するに当たって、課題をどのように認識し、それに対して取り組みを始めているのか。
A4 道路、道路橋は現在進めている予防保全の取り組みが不十分だと、インフラの老朽化や機能低下が進行してしまい、それに対応する事業費増大が課題となる。道路維持管理の包括的民間委託の手法を研究し、更に新技術の活用を検討してライフサイクルコストの縮減に取り組んでいく。
今後、耐用年数を迎える水道管や下水道管の増大に伴い、点検、調査、修繕工事などが更に必要になってくる。施設の更新、長寿命化対策、耐震化対策、ダウンサイジングの計画的な実施及び経営基盤の強化を図るとともに料金体系の見直しも検討し、安定かつ健全な事業運営を維持していく。