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一般質問要旨

会議名

令和5年12月 定例会(第4回)

質問日

令和5年12月6日 (一般質問)

議員名

千葉良秋 (健政会)
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通告内容

1.減災の推進

質問要旨

1.減災の推進
(1)台風被害への対応
a.近年の本市における、台風被害の状況はどのようでありましたか。被災の規模、被害金額についてお答えください。
b.狭山市のタイムラインによる、避難情報の発令基準と避難所開設の連携は、どのように行われますか。
c.令和元年の台風19号の際には、避難所25箇所に避難者1,458人の受け入れが行われました。その際に周知の方法や車での避難、ペットの同伴などの課題が浮き彫りになりましたが解消に向けた取り組み状況はどうですか。

(2)降水量の把握と、避難
a.入間川流域の雨量と水位の相関をタイムラインにどのように活かしていますか。
b.水位計の設置されていない、中小河川における溢水の把握と避難指示の発令はどのように行われますか。
c.高齢者や障害のある方など「避難行動要支援者」の避難については、地域の方の共助が大変重要であると思います。狭山市との防災協定をはじめ地域の共助推進に関しての支援をどのように行っていますか。

(3)地震被害への対応
a.狭山市に最も大きな影響を与える地震はどのような地震ですか。その際の震度と被害の想定はどのようになっていますか。
b.地震に備えた自助、共助についての啓発、また被災者支援をどのように考えていますか。

(4)防災の教育と学校での安全確保
a.災害発生時に自身の身を守ることや、自助、共助、公助などの知識を学び、地域の人との被災時における協力の大切さについてどのように教育を行っていますか。
b.学校における災害に備えた集団下校訓練や、通学路安全確保などの状況は、どのようになっていますか。
c.防災無線の活用など、通信・連絡手段の確保はどのように行われていますか。
d.地震などは、登校時に突然発生することも予測されます。学校にとどまる方が安全な場合もあると思われますが、対応について伺います。

(5)職員体制と業務継続について
a.突然発生する地震などは、通信回線に膨大なメールが集中することにより通信障害が発生することも想定されますが、参集システムの脆弱性はありませんか。
b.現地災害対策本部で、人員確保の必要が発生した場合の対処方法は確立されていますか。
c.溢水危険個所の把握状況とBBSによる水位定点観測体制などは構築されていますか。
d.被災からの復旧には、長期にわたる対応や被災直後の現地災害対策本部でのローテー
ション等、限られた職員では困難が予測されますが体制の構築をどのように行っていま
すか。

(6)河川改修の状況
a.入間川、不老川の河川改修の進捗状況及び今後の計画はどのようになっていますか。
b.久保川の改修は、どのように計画されていますか。


―――質問と答弁の要旨―――
Q1 入間川流域の雨量と水位上昇の相関を狭山市のタイムラインにどのように活用しているか。
A1 熊谷地方気象台の「防災気象情報」や県の「川の防災情報」などのインターネットや、上流域の自治体などから情報収集を行うとともに、上流域の雨量や水位を注視し、風水害対応に関するタイムラインに活用している。

Q2 入間川、不老川の河川改修の進捗状況と今後の計画は。
A2 入間川については、現在、県が上奥富堰から下流の一部河道断面の狭隘箇所を解消し構造物の損壊を防止すべく、護岸の改修などを行っていると伺っている。不老川未整備区間の西武新宿線上流の約1.2kmについて、事業を進めるにあたり、下流域の堀兼地区で溢水が発生するおそれがあり、調節池の築造に向け地形測量などを実施し、調節池整備の候補地の選定を行い、関係者へ用地交渉を進めていくと伺っている。

Q3 久保川など小河川の改修計画は。
A3 令和元年台風19号の影響により平ブロック護岸が約10m崩落したことから、応急的な復旧修繕を実施しているが、近年の異常気象などの影響により大雨が発生し、局所的に護岸が洗堀され被害が発生している。これらを踏まえ、河川内に段差を設け急な勾配を緩和し、水の流れを弱め河床の安定を図り、護岸の損壊を防ぐよう、改良工事を実施する予定。

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