平成27年 3月 定例会(第1回)
平成27年2月26日 (一般質問)
内藤光雄 (新政みらい)
1.指定管理者制度について
2.道路の整備について
1.指定管理者制度について
(1)指定管理者制度導入の経過と現状について
【1】制度導入の背景と経過および、目的は?
【2】制度を導入する施設はどのような基準で選定されますか?
【3】制度導入の現状はどのようになっていますか?
(2)指定管理者の選定について
【1】指定管理者の選定方法は?また、公平性はどのように担保されていますか?
【2】指定管理者の選定にあたり、どのような項目を注意、配慮していますか?
【3】選定結果はどのように公開していますか?
(3)制度導入の効果と課題について
【1】制度導入における効果をどのように把握し、分析していますか?
【2】導入において発生したトラブルや課題の把握および、対応はどのように行っていま
すか?
【3】市民や利用者からの要望をどのように把握し、分析、対応していますか?
(4)指定管理者のチェック体制について
【1】管理者が行う各種事業のチェックや評価はどのように行っていますか?
【2】チェックや評価の結果をどのように分析し、公表していますか?
【3】指定管理者が雇用する従業員の就労状況や労働条件をどのように把握していますか?
(5)今後の展開について
【1】契約更新時にはどのような点を重要視し、反映すべき項目にしていますか?
【2】今後の指定管理者制度の導入時期や導入率等の展開をどのように考えていますか?
【3】“PDCA”サイクルの検証はどのように行っていますか?
2.道路の整備について
(1)幹線道路の整備について
【1】幹線道路の整備による効果をどのように分析していますか?
【2】道路整備にあたり、国や県とはどのように連携を図っていますか?
【3】道路の整備や計画について市民や関係者にどのように周知していますか?
(2)都市計画道路の整備、進捗状況について
【1】都市計画道路の整備状況および、今後の計画はどのようになっていますか?
【2】「狭山市駅上諏訪線」の進捗状況は?また、工事完了期日および供用開始の予定
時期は?
【3】道路整備の優先順位はどのような基準で定めていますか?
【4】道路整備の早期実現に向けて、どのような対策を講じていますか?
(3)利便性の向上について
【1】「狭山市駅霞野線」等、過去に実施した一方通行道路の解消についてどのように
考えていますか?
-----質問と答弁の要旨-----
◆民間活力・ノウハウで市民ニーズに対応
Q1 現在の指定管理者の導入状況と今後の計画は。
A1 27年2月現在35施設に導入しており、4月から博物館と奥富、柏原、水富第一・第二学童保育室が追加され、計40施設に導入となる。28年度には堀兼・上赤坂公園、狭山台図書館、学童保育室6施設の計8施設を計画しており、27年度から導入に向けた事務を行い、28年4月時点での導入施設は48施設を予定している。その結果、82施設中58%の導入を見込んでいる。28年度以降は、民間活力の導入による効果が期待できる公の施設について、引き続き制度の導入を検討していく。
Q2 制度導入における効果と課題は。
A2 効果は、新たな利用者の発掘や、ニーズに対応した適切なサービスの提供が図られ、利用者数と料金収入が増加した。また、管理運営経費では、25年度決算ベースで、約3億5700万円の縮減が図られ、18年度から25年度までの8年間の縮減総額は、約15億7600万円となっている。
制度導入に伴うトラブルや課題は、これまで発生していないと認識している。
Q3 各種事業のチェックや評価の体制は。
A3 市指定管理者のモニタリング指針に基づき、定期的な実施調査や業務報告書などの聴取、施設利用者への満足度アンケート調査の実施により、関係法令や業務仕様書などの内容と、提案された各種事業が適正に履行され、利用者目線に立った良質なサービスの提供が確保されているか評価・監督を行っており、必要に応じて改善勧告、指示を行うこととしている。
Q4 市民や利用者からの要望把握とその対応は。
A4 指定管理者に利用者から直接寄せられた要望などを確認するとともに、指定管理者が年2回実施する利用者満足度アンケート調査の結果から、要望などを把握しており、随時、施設所管課と指定管理者が協議し、対応が可能な案件は迅速に対応し、サービスの充実に努めている。
Q5 契約更新時に重要視し、反映すべき項目は。
A5 現指定管理者の指定管理期間中に生じた課題や要望などへの対応を整理し、次期指定管理者の選定に係る評価項目に反映させることが、施設利用者へのさらなるサービスの向上と効果的・効率的な管理運営につながることから、今年度、モニタリング指針を改定し、指定期間中の管理運営に係る課題や要望などと対応状況や事業の実施状況など、指定期間中の施設運営の総括に係るモニタリングを実施する旨を規定した。
Q6 指定管理業者を一元的に指導・監督する組織の設置は。
A6 業務の仕様を作成した各所管が、各施設の目的や目標に照らし、評価や分析を行うことが必要だと考える。モニタリング評価における指導監督の中で、共通課題や対応などは、制度全般を管理する政策企画課と各所管が協力して、指導監督を行っていく必要があると考えている。
◆道路整備で都市機能としての魅力向上
Q7 都市計画道路の整備状況は。
A7 本年度、狭山市駅東口土地区画整理事業により都市計画道路が供用開始され、整備率は約69%となった。今後の計画は、29年度に狭山市上諏訪線の供用を見込んでおり、整備率は約70%となる予定である。
Q8 狭山市駅上諏訪線の共用開始の予定は。
A8 26年度末の用地取得率、約65%、建物移転率、約76%を予定しており、順調に推移している。27年度から工事に着手する予定であり、29年度の供用を目指している。
Q9 道路整備の早期実現に向けた対策は。
A9 用地の早期取得が重要である。用地交渉などにおいて関係権利者への生活再建策の提案など、きめ細やかな対応や早期買い取りなどの申し出があった際には、補正予算により用地を取得するなどの方策を実施している。
Q10 一方通行を解消して行く考えは。
A10 本来、道路は、自由に往来できることが理想だが、車両などの通行を考慮した幅員の確保や歩行者の安全性など、さまざまな要因で一方通行路が現存している。現在事業中の狭山市駅上諏訪線の一部でも、道路ネットワークの構築により、一方通行が解消され、道路の安全性・利便性の向上が図られるものと考えている。