平成27年 3月 定例会(第1回)
平成27年2月26日 (一般質問)
栗原武 (新政みらい)
1.まちづくりと都市計画マスタープラン
2.入曽駅のエレベーター設置
1.まちづくりと都市計画マスタープラン
(1)都市計画マスタープランの見直し
【1】都市計画マスタープランの現時点での評価と進捗状況及び成果は
【2】都市計画マスタープランの見直しにあたっての基本的な考え方は
【3】都市計画マスタープランの見直しの時期と今後の計画期間の考え方は
【4】都市計画マスタープランの未達成分野と第4次総合計画との整合性について
(2)都市整備の方針
【1】地域の防災力・防犯力の向上と交通安全対策等を重視した環境形成に対する考え方は
【2】経済的活力を支える工業・商業の整備・充実に応えられる行政の役割に対する考え
方は
(3)地区別構想
【1】地域拠点型コンパクトシティに対する考え方は
2.入曽駅のエレベーター設置
(1)手続きと工事
【1】パブリックコメントの状況は
【2】今後の手続き及び工事のスケジュールは
【3】工事の内容は
-----質問と答弁の要旨-----
◆都市計画マスタープランの見直しの時期
Q1 都市計画マスタープランの現時点での評価と進捗状況及び成果、見直しにあたっての市として基本的な考え方は。
A1 進捗状況や成果は、策定後の15年間、プランに基づき、各種施策を具現化するために、総合振興計画基本計画・実施計画と連携を図り、関係地権者の理解と協力により、積極的に推進してきた。見直しの考え方は、基本理念などは踏襲し、新たに策定される第4次総合計画との整合性や都市計画審議会などの意見も踏まえ、部分的な見直しを行っていく方針である。
Q2 見直し時期や計画期間の考え方、未達成分野と第4次総合計画、社会経済情勢との兼ね合いは。
A2 見直し時期と今後の計画期間、未達成部分と第4次総合計画とでは、第4次総合計画が上位計画となるので、整合性を図る必要がある。そのため、見直し時期は27年度から検討開始、29年度中には取りまとめていく予定で、計画期間は基本構想に合わせ、おおむね10年程度とする。未達成部分は、第4次総合計画に合わせ、修正を図っていく予定である。
Q3 都市整備の方針の中で都市防災は重要な分野である。地域の防災力向上だけでなく、防犯力・交通安全対策などを加味した環境形成に重点をおいた施策の展開が必要では。
A3 マスタープランの都市防災の方針や狭山市地域防災計画に基づき、災害に強い市街地の形成や地域における防災対策の確立などにより、地域防災力を高めるとともに、策定中の第4次総合計画と整合性を図り、本プランの中でも、防犯力や環境形成に取り組んでいく必要がある。
Q4 地域拠点を明確にし、拠点場所にさまざまな機能を持たせる地域拠点型コンパクトシティの考え方が必要だと思うが見解は。
A4 本プランに定めている地区別構想に基づき、まちづくりの将来像・まちづくりの目標・まちづくりの方針の考え方を基本としながら、人口減少や高齢化社会の中であっても、各地区において地域の生活やサービスや地域のコミュニティが持続できるような、地域拠点型コンパクトシティを目指していくべきものと考える。
◆入曽駅エレベーターの工事スケジュール
Q5 パブリックコメントの状況と今後の手続き及び工事スケジュール並びに工事内容は。
A5 パブリックコメントは、27年2月2日から20日まで、入曽駅バリアフリー化計画(案)を示し、広く市民からの意見を募集したもので、メールや郵送などにより、合計20人からの意見が寄せられた。内容は、いずれも早期に入曽駅のバリアフリー化を望む意見で、反対意見はなかった。3月上旬にはホームページ等で公表する予定である。
今後の手続は、入曽駅バリアフリー整備事業協議会で入曽駅生活交通改善事業計画を取りまとめ、3月上旬には、鉄道事業者より国土交通省宛て、地域公共交通バリアフリー解消促進事業として、補助金交付申請に至るものと見込んでいる。市としては、27年度の早い時期に鉄道事業者より市に対し、補助金交付申請が提出されるものと想定しており、早期の補助金交付決定ができるよう事務を進めていく。
工事は、鉄道事業者が実施することになり、現時点では具体的なスケジュールは示されていないが、夏ごろの着手が想定され、年度内に完了するものと捉えている。
工事の内容は、貫通型エレベーター2基、誘導警告ブロックや誘導チャイムの設置などのほか、視覚障害者の方などの転落防止対策として、上り・下りホームへ内方線点状ブロックの整備が予定されており、いずれも国が示す旅客施設の移動経路に関するガイドラインの基準に従って整備されるものと考えている。