平成27年 3月 定例会(第1回)
平成27年3月2日 (一般質問)
笹本英輔 (新しき)
1.青少年育成
1.青少年育成
(1)子どもの居場所・遊び場
【1】子どもの居場所や遊び場のあり方について、市民のライフスタイルや社会情勢の
変化という観点から、どのように考えていますか?
【2】子どもの野外・屋内の安全な居場所や遊び場の現状について、どのように認識し
ていますか?
【3】子どもの野外・屋内の安全な居場所や遊び場を確保することについて、どの
ような工夫を行っていますか?
【4】子育て世代から寄せられる声はどのようなものがありますか?また、子育て世
代の視点をどのように取り入れていく工夫をしていますか?
【5】子どもがいわゆる「草野球」や夏の「花火」で公園で遊ぶことについて、どの
ように考えていますか?
【6】子どもの居場所・遊び場の確保や様々な体験の提供について、市民と協働して
行っていることはどのようなものがありますか?
【7】公園での子ども達の諸活動について、周辺住民の方からどのような声が寄せら
れていますか?
【8】中高生の居場所・遊び場づくりについて、どのようにお考えですか?
-----質問と答弁の要旨-----
◆安全な「居場所」「遊び場」って?
Q1 子どもの居場所や遊び場のあり方について、どのように考えているか。
A1 地域の子どもと大人が、交流を通して地域の教育力が発揮される場の確保、また、子どもが犠牲となる事件の多発で、家庭以外に子どもが安全に過ごせる場の確保も求められている。環境の変化により、子どもの健やかな育成に、家庭や学校だけでなく地域も一定の役割を果たすことが求められ、子どもが安全に安心してさまざまな活動に取り組めるような場を地域社会の中に確保していくことが重要である。
◆現状はどうなってるの?
Q2 子どもの居場所や遊び場の現状について、どのように考えているか。
A2 公共施設としては、児童館と学童保育室のほかに、公民館や図書館などがある。公共施設以外では、放課後や休日に小学校区を単位に地域子ども教室が各地区で開催され、狭山台中央公園では定期的に冒険遊び場が開催され、子どもの居場所や遊び場の確保に大きく貢献している。
◆公園はモラルをもって利用しよう!
Q3 子どもがいわゆる「草野球」や夏の「花火」を用いて公園で遊ぶことについて、どのように考えているか。
A3 住宅地の街区公園などは、緑化による都市景観の改善、災害時の避難所、屋外での散策や休息、特にお年寄りや小さな子どもが安心して集える場所を目的として設置していることから、人や施設に危害や迷惑を加えるおそれのある行為は禁止している。公園は公共の場で不特定多数の人が利用する空間であるとともに、公園の隣接住民は常にその空間と接していることから、ルールやマナーを守って利用してほしいと考えている。
◆子どもたちのために、さらなる体験の場を
Q4 子どもの居場所・遊び場の確保やさまざまな体験の提供について、どのようなものがあるのか。
A4 各小学校区に設置されている地域子ども教室や狭山台中央公園での冒険遊び場については、単に遊びだけではなくさまざまな体験ができる場として高い評価を得ている。市の委託により地域の方々が主体的に運営に携わっている地域子ども教室は、市民との協働による子どもの居場所や遊び場である。
◆中高生の居場所が少ない現代社会
Q5 中高生の居場所・遊び場づくりについて、どのように考えているか。
A5 意義はあるが、この年代は自分の考えで、休日などの生活スタイルを組み立てることも多くなり、あらためて行政が関与する居場所などの必要性は、小さな子どもに比べて乏しいと考える。地域貢献や社会奉仕への参加も意義があり、そうした視点からの考えも重要である。