平成27年 6月 定例会(第2回)
平成27年6月15日 (一般質問)
猪股嘉直 (日本共産党)
1.狭山市における太平洋戦争について
2.入間基地の拡大強化と狭山市
1.狭山市における太平洋戦争について
(1)狭山市と住民の被害
【1】太平洋戦争における狭山市と住民の被害は?(出征された方、戦死された方、疎開された方戦災孤児となられた方など)
【2】笹井地域の空襲の実相は?
(2)狭山市の戦争の実相を後世につなぐ
【1】戦争の記録はどこに残されているか?
【2】市民が持つ戦争の記録についての調査は?
【3】戦争の実態を後世につなぐためには?
2.入間基地の拡大強化と狭山市
(1)入間市側留保地の防衛省の使用通告
【1】入間市東町留保地の活用通告の内容は?
【2】「災害対処拠点」の中身は?
【3】「自衛隊病院(入間病院)仮称」の中身は?
(2)航空自衛隊入間基地の位置づけ
【1】新中期防衛力整備計画での位置づけは?
【2】「災害対処拠点」「自衛隊病院(入間病院)仮称」が設立された場合の位置づけは?
(3)基地の拡大・強化と市民生活
【1】「『災害対処拠点』『自衛隊病院』の設立」は基地の拡大・強化になるが、市の考えは?
【2】両者の設立での市民への具体的な影響をどう見るか?
(4)狭山市としての対応について
【1】「『国』や『省』が決めたから…」では市民の暮らしと安全は守れない。市としての対応の考えは?
-----質問と答弁の要旨-----
◆太平洋戦争と狭山市
Q1太平洋戦争における笹井の空襲など、狭山市の被害は。
A1狭山市遺族会のまとめた名簿によると、戦死及び戦病死された方は789名。笹井の空襲は、昭和20年5月26日、5,000発とも言われる焼夷弾が投下され、死者13人、負傷者10人、罹災者69家族346人と記録されている。
Q2戦争の記録を後世につなぐため、図書館に常設のコーナーの設置を。
A2中央図書館では、毎年8月に3階の特集本のコーナーにおいて、戦争や平和に関連する図書の紹介を行っており、より一層の充実を図りたい。
◆航空自衛隊入間基地
Q3災害対策を理由に、東町側の留保地に災害対処拠点と病院の設置が計画されている。災害には戦争などの人的災害もあるが。
A3防衛省の資料では、首都直下型地震が想定されている。それ以上の例示がない中では、これに恐らく匹敵するくらいの人的・物的被害が発生した、または発生するおそれが予見されるというような災害も予想される。
Q4新中期防衛力整備計画の中で、入間基地の役割が質的に変わり、より危険な基地になる可能性がある。市の対応は。
A4入間市の対応を含め、情報収集に努めるとともに、国に対しても必要な情報の早期提供を要望していく。計画の具現化に当たっては、入間市とも連携し、周辺環境への配慮とあわせ、市民生活の安全・安心に寄与できる施設を要望していく。